「保険クリニックAIエージェント」がサービス開始~『保険クリニック®』が「ZEALS AI Agent」を導入


『保険クリニック』がAI導入で接客を刷新 LINEで24時間対応、保険相談がもっと身近に
背景と導入の目的
デジタル化が進む今、私たちが保険を選ぶプロセスも変わりつつあります。スマホやSNSで情報収集する時代において、保険の専門家と直接話す機会が減る一方で、「自分に合った保険ってなんだろう?」といった疑問はむしろ増えてきています。こうした中で、保険業界では「いかに顧客との接点を維持し、価値ある情報を届けるか」が大きな課題となっていました。
この課題に対して、保険ショップ『保険クリニック®』を運営する株式会社アイリックコーポレーションが打ち出した新たな解決策が、「保険クリニックAIエージェント」の導入です。LINEを通じて24時間365日、保険に関する疑問にAIが答えてくれるこのサービスは、保険相談のあり方を大きく変える可能性を秘めています。
「ZEALS AI Agent」導入の狙い
今回のAI導入の核となるのが、株式会社ZEALSが開発した「ZEALS AI Agent」です。この接客AIは、従来のチャットボットとは異なり、より柔軟で人間に近い会話ができるのが特徴です。これまでの保険業界では、AIが誤った情報を提供するリスクを避けるために、顧客対応での活用は慎重でした。しかしZEALSの技術は、この高いハードルを乗り越えるだけの精度と柔軟性を実現しています。
『保険クリニック』では、このAIをLINEに組み込むことで、営業時間外でも顧客対応が可能に。保険に関する小さな疑問から商品の特徴、見直しのポイントまで、いつでもどこでも相談できる環境が整いました。
どんなことができるの?AIとの会話例
たとえば、「子どもが生まれたんだけど、学資保険ってどれがいい?」といった疑問をAIに投げかけると、利用者の状況に応じて適した保険の選び方や相談窓口を提示してくれます。あるいは、「住所が変わったときの手続きは?」という手続き系の質問にも、すぐに答えてくれるなど、利便性は抜群です。
こうした日常的な疑問にAIが迅速に対応することで、保険コンサルタントの業務負担も軽減。人はより専門的な提案やライフプラン設計など、付加価値の高い部分に集中できるようになります。
「接客AIエージェント」が保険業界にもたらす未来
今回の導入は、保険業界におけるAI活用の「第一歩」と位置づけられています。現在は「集客フェーズ」での利用が中心ですが、今後は「相談」や「クロージング(契約)」の場面にも広がっていくと見られています。
実際、保険の提案や契約手続きの一部もAIが担えるようになれば、より多くの人が気軽に保険にアクセスできるようになります。これにより、今まで「なんとなく面倒だから」と保険を後回しにしていた若年層や忙しい社会人も、自分に合った保険を見つけやすくなるでしょう。
『保険クリニック®』とは?
1999年に日本初の来店型保険ショップとしてスタートした『保険クリニック®』は、独自開発の「保険IQシステム®」を活用し、保険の選び方を見える化してきました。コンサルタントの主観に左右されず、誰でも納得のいく保険選びができる仕組みは、多くの利用者から支持されています。
また、保険契約後のアフターフォローにも注力しており、住所変更や給付請求、ライフイベントに応じた保障見直しなども親身にサポート。「しつこい勧誘は一切なし」という方針も、ユーザーの安心感につながっています。
AI導入で広がる保険の未来
保険は一生のうち何度も見直すもの。結婚、出産、住宅購入、転職など、ライフステージが変わるたびに、自分に合った保障内容も変わっていきます。こうしたタイミングで気軽に相談できる環境が整っていれば、将来に対する安心感も格段に高まるはずです。
今回の「保険クリニックAIエージェント」は、そんな「ちょっと聞きたい」にいつでも応えてくれる存在として、今後さらに重要な役割を担っていくことでしょう。デジタルと人の力をうまく掛け合わせながら、より良い保険選びの形が、いままさに動き出しています。
