プルデンシャル生命が”やばい”といわれているのはなぜ?


プルデンシャル生命は”やめとけ、”やめたほうがいい”と口コミや評判で言われている原因について掘り下げて解説します
プルデンシャル生命保険についてネットの口コミや評判から真相を掘り下げてみました。近年、SNSやインターネット上で「プルデンシャル生命保険はやばい」「やめたほうがいい」という噂が広がっているようです。しかし、その一方で良い評判も少なくありません。本記事では、プルデンシャル生命保険の悪評の原因と、それが誤解に基づくものなのかどうかを、様々な情報源から検証していきます。
プルデンシャル生命とは?基本情報と概要
プルデンシャル生命保険は、1875年にアメリカで創業された「プルデンシャル・ファイナンシャル」が運営している保険会社で、40ヶ国以上で保険・投資信託・年金などのお金の運用に携わるサービスを展開しています。日本では1987年に生命保険を販売できる免許を取得し、1988年から営業を開始しています。
プルデンシャル生命保険株式会社は東京都千代田区に本社を置く生命保険会社で、米国ニュージャージー州にあるプルデンシャル・ファイナンシャル・インクのグループ会社です。2022年度末時点での従業員数は6650人、保有契約件数は450万3727件、保有契約高は43兆4644億円とされています。
プルデンシャル生命の大きな特徴として、CMなどの広告はあまり使わず、営業マンが中心となって保険商品を販売することが挙げられます。広告費ではなく、商品内容やサービスの向上に資金を投入しているという方針があるようです。
プルデンシャル生命が”やばい”と噂される主な理由
ネット上でプルデンシャル生命が「やばい」と噂される理由には、いくつかの要素があるようです。
1. 営業手法に関する問題
プルデンシャル生命の営業スタイルについては、いくつかの批判的な口コミが見られます。
完全歩合制の営業スタイルを採用しているため、営業担当者に大きなプレッシャーがかかっているという指摘があります。Indeed.comの口コミでは「フルコミッションの生命保険の営業マンです。めちゃくちゃ能力高い人もしくは、感受性の乏しい機械的に営業できる人が生きていける世界だと思います」という声もあります。
また、「営業マンが押しの強い営業をしてきて困りました。保険加入を検討している友人はいないかしつこく聞かれ、正直鬱陶しいなと思ってしまいました」という口コミも見られます。プルデンシャル生命は紹介型の保険スタイルを取っているため、知人や友人への勧誘が多くなる傾向があるようです。
syukatsu-kaigi.jpのある元社員の口コミでは「知り合いのみに販売していくのでどんどんセールスする相手が減っていくし嫌われていく。つまり成績も上がらなくなるので給料増えない。長く続けるのはかなりむずかしい」との意見もありました。
2. 商品・提案内容に関する問題
プルデンシャル生命の商品や提案内容についても、批判的な意見が見られます。
「必ずといっていいほど、ドル建て保険と変額保険を勧めてくる」という批判があります。これらの商品は他の投資手段と比較して必ずしも有利とは限らないケースもあるため、顧客のニーズに合わない可能性があると指摘されています。
また、「他社に比べ保険料が高い」という評価もあります。ある口コミでは「デメリットは他の保険会社に比べて保険料が高いことです。プルデンシャル生命は初心者向きではないですね」と述べられています。
noteの記事では「旦那が過剰な保険に入らされた」という個人的な体験から、プルデンシャル生命保険全体を否定的に評価するケースも紹介されています。
3. 不祥事関連
プルデンシャル生命保険は過去にいくつかの不祥事も報告されています。
2024年には個人情報の流出問題が報告されました。元従業員が退職時に顧客情報を不正に持ち出し、転職先企業へ開示および使用したことが判明したとのことです。契約者や被保険者の氏名、住所、電話番号、契約している保険、証券番号、契約状況など、979人に関する個人情報が記載されていたと報告されています。
また、プルデンシャル生命保険は、一部の営業担当者による不適切な投資勧誘も問題となりました。生命保険とは関係のない私募ファンドやFXへの投資に勧誘し、金銭を回収できていない事案があったようです。
さらに、2024年6月には元社員による金銭詐取事件も報告されています。「プルデンシャル生命保険は7日、金沢支社に2011年まで在籍していた元社員の男性(65)が顧客に投資による利殖を持ちかけ不正に金銭を預かったとして、詐欺容疑で5日に石川県警に逮捕されたと発表した」という報道がありました。この元社員は1999年から退職後の2023年までの長期間にわたり、保険契約者ら34人から計約7億5千万円を不正に預かっていたとされています。
4. 退職・離職に関する問題
プルデンシャル生命の働き方に関しても批判的な意見が見られます。
Indeedの口コミでは「良くも悪くも結果がすべて」「結果を残せないとクビになる」という評価があります。給与体系がフルコミッションのため、結果が出れば収入は上がるが、その収入を続けることが非常に厳しいという意見もあります。
また、syukatsu-kaigi.jpの口コミでは「営業が思うようにできず、収入が減ってしまし、生活が困難になったため」退職したという声や、「給与は結果次第なので生活がまわらなくなったため。思うように成績がでなかったため、経費負担などが大きく貯金もほとんど消え、自分の生活が守れなくなってしまった」という理由で退職した事例も報告されています。
プルデンシャル生命の良い評判
一方で、プルデンシャル生命には多くの良い評判も存在します。
1. 営業担当者に関する良い評判
「営業マンの対応が優れている」という評価は多く見られます。プルデンシャル生命のライフプランナーは「専門性が高くしっかりとした研修を乗り越えた方々のみ」であり、サポートに定評があるとされています。
ある顧客の声では「プルデンシャル生命の保険は、その保障内容や緊急時のサポートに優れていると思います。ただし保険料は割高です。その為、私がプルデンシャル生命に決めた理由は、単に保険の内容だけでなく、担当者がどれだけ私にとって有益かという点でも納得できたからでした」と評価されています。
また、「学生時代の友人が、プルデンシャル生命の営業マンをしています。2年ほど前から彼に保険のことを相談していますが、親身になって話を聞いてくれるだけでなく、ライフスタイルの変化に合わせた保険プランの見直しについても適切なアドバイスをくれて、とても感謝しています」という口コミもあります。
2. 商品・サービスに関する良い評判
プルデンシャル生命は、一般的な生命・医療保険のみではなく、就労不能傷害保険・外貨建保険など、多様な保険商品を提供しています。特に「外貨建て保険という他社にはあまり見られない独特な保険商品が使える」という点が評価されています。
保障内容の充実度も高く評価されており、「保障内容が良く満足」という声や、「保障内容が充実している」という評価もあります。
また、サービス面では「保険金即日支払サービス」や、高額割引制度などがあり、顧客から評価されています。さらに、「初回面談から申込まで全てオンラインで手続き可能」という利便性も評価されているようです。
3. 会社の信頼性に関する良い評判
プルデンシャル生命は「業績ベースでしっかりした経歴があるので安心できる」と評価されています。プルデンシャル・ファイナンシャル・インクは1875年に創業し、140年以上の歴史を持つ企業であり、その信頼性が評価されているようです。
また、オリコンの顧客満足度調査では、2025年に総合3位、2024年には1位という高評価を得ています。この調査は、生命保険を提供している33社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー10,365人へのアンケート回答をもとに発表されているものであり、一定の客観性があると考えられます。
さらに、プルデンシャル生命は世界中の卓越した生命保険・金融プロフェッショナルの組織であるMillion Dollar Round Table(MDRT)で、日本会会員数26年連続No.1という実績も持っています。これは、知識・スキルが高いライフプランナーが多く在籍していることを示すものとされています。
4. その他の良い評判
プルデンシャル生命はCMなどで宣伝を行っていない代わりに、「広告費ではなく、商品内容やサービスの向上に資金投入を行なっている」とされています。これにより、優秀なスタッフを多く持つ外資系の保険会社として評価されているようです。
また、Indeedの口コミでは「採用も最近はかなり若年化しているようですが、キャリア長く仕事続けている人はとても信用できる人が多い。会社も最近は商品造成に力を入れているようです」という評価もあります。
オリコンの顧客満足度調査による口コミでは「住宅購入の際に加入したのですが、不動産会社との連携もあり FPさんもとても信頼出来る方だと思いました。初心者にも理解するまで説明をしてくださり、安心して加入することができました」「社員が良い方で信頼できる。手続きもスムーズで素早い対応ができている。アフターフォローも良く何でもすぐに対応してくれる」などの高評価も見られます。
評判の分析・考察:誤解から生じている批判もある?
プルデンシャル生命保険に対する批判の中には、誤解や一部の事例に基づくものも含まれている可能性があります。
保険不要論との混同
プルデンシャル生命保険に対する批判の中には、保険そのものの必要性に関する議論と混同されているケースもあるようです。例えば、「SNSで言われている保険不要論が嘘の理由」というタイトルの動画では、保険不要論と保険必要論の議論が噛み合っていないことが指摘されています。
医療保険の不要性を主張する意見に対して、死亡保障の必要性を主張する意見があり、議論がかみ合っていないケースが見られるようです。
個別事例の一般化
批判の中には、個別の悪い経験が一般化されているケースもあると考えられます。例えば、「旦那が過剰な保険に入らされた」という個人的な体験から、プルデンシャル生命保険全体を否定的に評価するケースなどです。
しかし、オリコンの顧客満足度調査で総合3位という結果を見ると、多くの顧客が一定の満足度を示していることも事実です。
担当者による差異
プルデンシャル生命の評判は、担当者によって大きく異なるようです。「担当者によっては営業がしつこい場合がある」という批判がある一方で、「担当者に非常にフォローしていただき、助かっている。説明もわかりやすかった」という好意的な評価もあります。
これは保険会社に限らず、営業を主体とする業種では一般的に見られる現象であり、「これはどの保険会社でも起こることであり、ある程度は仕方のないことかもしれません」という指摘もあります。
バランスのとれた見方:プルデンシャル生命はやばくない?
プルデンシャル生命保険に対する様々な評判や口コミを見ると、一概に「やばい」とは言えないことがわかります。確かに批判的な意見もありますが、それは保険業界全体にも当てはまる部分があり、プルデンシャル生命特有の問題とは言い切れない側面もあるようです。
実際、オリコンの顧客満足度調査では高い評価を得ており、MDRT日本会会員数26年連続No.1という実績もあります。これらの客観的な評価を見る限り、プルデンシャル生命保険はやばくないと考えることもできるでしょう。
プルデンシャル生命の利点としては、以下の点が挙げられます。
- 充実した保障内容と多様な保険商品
- 専門性の高いライフプランナーによるサポート
- 保険金即日支払サービスなどの便利なサービス
- 長い歴史と実績に基づく信頼性
これらの利点を考慮すると、個人のニーズや状況によっては、プルデンシャル生命保険がおすすめできる選択肢となる可能性もあります。
まとめ:適切な判断のために
プルデンシャル生命保険が「やばい」と噂される主な理由には、完全歩合制によるプレッシャー、フルコミッション制の弊害、すべてを保険で解決しようとする提案傾向、ドル建て保険や変額保険の推奨、過去の不祥事などが挙げられるようです。
一方で、丁寧な対応とサポート、親身なアドバイス、オリコン顧客満足度調査での高評価、働きやすい職場環境といった良い評判も多く見られます。
批判の中には誤解や個別事例の一般化によるものも含まれている可能性があり、バランスのとれた見方をするためには、個々のニーズと適合性、営業担当者の個人差、会社の対応と改善努力などを考慮することが重要です。
プルデンシャル生命保険に限らず、保険選びは個人のライフプランやニーズによって最適な選択が異なります。様々な情報源から客観的に判断し、必要に応じて複数の保険会社や商品を比較検討することが望ましいでしょう。
最終的には、自分自身のニーズと状況に合った保険を選ぶことが最も重要です。そのためには、一部の噂や評判だけでなく、多角的な視点から情報を収集し、判断することが大切だと言えるでしょう。
プルデンシャル生命保険について検討する際は、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談したり、保険相談窓口を利用したりすることも一つの選択肢です。「どうしても度がすぎる場合は、保険相談窓口に相談してみましょう」という助言もあります。
この記事では、インターネット上の口コミや評判、企業情報などから収集した情報をもとに、プルデンシャル生命保険について検討しました。すべての情報が完全に正確であるとは限りませんので、保険の加入や就職の判断をする際には、公式情報や専門家のアドバイスも参考にすることをお勧めします。
