レクリエーション保険「みんレク」が賠償責任保険を付帯可能とするプランを追加

レクリエーション保険「みんレク」が賠償責任保険を付帯可能とするプランを追加
ライター:関野 良和

【新サービス登場】「みんレク」の賠償責任保険とは?

マーブル株式会社(東京都港区)は2025年4月14日、レクリエーション保険「みんレク」に新たに賠償責任保険を付帯可能とするプランを発表しました。「みんレク」は、これまでスポーツ大会や遠足、文化行事といったイベント中に起こる事故や病気に備える傷害保険として活用されてきました。今回のアップデートにより、万が一の事故で第三者に損害を与えてしまった場合の賠償リスクにも対応可能になり、イベント主催者にとってさらに安心・安全な保険サービスへと進化しました。

この新機能により、イベント主催者が施設を借りてイベントを実施する際や、参加者以外の第三者とのトラブルが発生した場合でも、賠償金や訴訟費用を保険でカバーできるようになります。オンラインで完結する利便性はそのままに、主催者の不安を大幅に軽減する革新的な保険が誕生しました。

賠償リスクにも対応できる保険へ進化

従来の「みんレク」は、ケガや熱中症、食中毒といった健康被害に対する補償を目的とした傷害保険でした。しかし、近年ではイベント中の事故により、主催者が賠償責任を問われるケースも増加しています。たとえば、参加者が施設内の備品を破損したり、通行人と接触事故を起こした場合など、主催者が損害賠償責任を負うこともありました。

こうした背景を受けて追加されたのが、「施設所有(管理)者賠償責任保険」です。この保険では、対人・対物事故に対する最大3億円の補償に加え、弁護士費用までをサポート。特約として、主催行事に起因する事故や、来訪者の所有物に関する損害、さらにはイベントが原因で施設が一時使用不能になった際の補償もカバーしています。

保険の対象外となる注意点も明記

保険金支払い対象外となるのは、故意に起こした事故やスポーツ中に起きた不可避のケガ、借りた物・預かった物に対する損害などです。また、この保険は法人・団体が対象で、個人の私的な事故には適用されない点にも注意が必要です。

申し込みの手軽さと柔軟性も「みんレク」ならでは

「みんレク」の最大の特徴は、申し込みがWEB上で完結する点。行事の前日まで手続きが可能で、仮に延期となっても順延日が補償対象となる柔軟さがあります。支払い方法もクレジットカードやコンビニ決済から選べ、1名あたり1日30円程度とリーズナブルな保険料設定も魅力です。さらに団体割引も用意されており、多人数での申し込みが想定されるイベントにはぴったりです。

プランは3種類(プレミアム・スタンダード・ライト)あり、補償内容や保険金額も選べます。すべてのプランに、食中毒や熱中症、往復中の事故への補償が標準で付帯。加えて、地震や津波などの天災にもオプションで対応できます。

利便性と安全性が評価され、契約数は累計25,000件超

「みんレク」は、2022年7月のサービス開始以来、急速に契約数を伸ばし、すでに累計契約数は25,000件を突破。特に、熱中症対策の一環として導入するイベント主催者が増加しており、夏季には「必須アイテム」として認識されつつあります。

従来のレクリエーション保険では、紙の書類提出や参加者名簿の準備が必要でしたが、「みんレク」はすべての手続きをオンラインで完結できる点が高く評価されています。

PTA推薦マークも取得、学校行事でも安心

さらに、「みんレク」は公益社団法人日本PTA全国協議会より「PTA推薦マーク」を取得しており、全国のPTA主催イベントでも安心して利用できる保険として認定されています。学校行事や地域の子ども向けイベントでも、スポット契約の保険が求められる場面は多く、簡単に加入できる「みんレク」の利便性はPTA関係者からも支持されています。

社会貢献にもつながる「みんレク」

「みんレク」の魅力は保険の補償内容だけではありません。保険料の一部(手数料の5%)が、子ども食堂を支援する団体「ドコデモこども食堂」に寄付される仕組みも整えられており、加入するだけで社会貢献につながります。2025年3月には、寄付金額として556,069円が送られた実績も公開されており、イベント主催を通じて地域や子どもたちの未来を支える活動として注目を集めています。

今後の展開とビジョン

マーブル株式会社は、今後も「みんレク」を通じて、イベント主催者や参加者の安心を支えるサービスを提供し続けるとしています。また、社会貢献活動にも引き続き注力し、保険を通じた地域支援や課題解決に取り組んでいく方針です。

特に、子どもや高齢者が参加するイベントにおいて、安心・安全な運営環境の整備は不可欠です。「みんレク」は、イベント保険に新たな価値と役割をもたらす存在として、今後もさらなる発展が期待されます。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としており、グローバルマクロの視点から幅広いアセットクラスをカバーしているが、特に日本株投資に注力をしており、独自の切り口でレポートを行う。 趣味のグルメ旅行と情報収集を兼ねた企業訪問により全国を移動しながらグルメ情報にも精通している。
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