プルデンシャル生命保険が”やばい”といわれているのはなぜ?


”プルデンシャル生命保険がやばい”と口コミや評判で言われている原因と真相について解説
プルデンシャル生命保険についてネットの口コミや評判から真相を掘り下げてみました。近年、SNSやインターネット上で「プルデンシャル生命保険はやばい」「やめたほうがいい」という噂が広がっているようです。しかし、その一方で良い評判も少なくありません。本記事では、プルデンシャル生命保険の悪評の原因と、それが誤解に基づくものなのかどうかを、様々な情報源から検証していきます。
プルデンシャル生命保険の評判を形成する主な要因
プルデンシャル生命保険に対する評判は、主に以下の要素によって形成されているようです。
営業体制に関する評判
プルデンシャル生命保険の営業体制については、賛否両論の意見が見られます。特に「やばい」と評される主な理由の一つとして、営業スタイルがあるようです。
完全歩合制によるプレッシャー
プルデンシャル生命保険への転職を後悔する理由として、「完全歩合制のプレッシャーが大きい」ということが挙げられています。歩合制を採用しているため、若手であっても年収数千万円という高収入を実現できる可能性がある一方で、成果を出せない場合は報酬が低くなるリスクも伴うと言われています。
最初は研修期間として一定の手当が出るものの、研修期間が終わると成果次第で収入がなくなってしまう可能性もあるようです。これにより、以下のような状況が生じると指摘されています。
- 収入の変動が大きい
- 契約が取れないと生活が厳しくなる
- 「次の契約を取らなければならない」という強いプレッシャーが常にかかる
- 成績が悪いと居づらくなる
また、契約を取るのは大変で長時間労働になりやすいという点も、プルデンシャル生命保険への転職は後悔すると言われる理由の一つだと指摘されています。
フルコミッション制の弊害
「やめたほうがいい」と言われる理由の一つとして、「フルコミッション制の弊害」が挙げられています。プルデンシャルの営業職は「フルコミッション制給与」で、契約を取らないと生活できないため、必要以上に不安を煽られ、いらない保険を営業されるケースが多いという指摘があります。
ある相談事例では、社会人3年目で独身、実家暮らしの方が、社会人になりたての頃から月5万円ほどのドル建て終身保険に入っており、保険料が負担で貯金ができないという相談があったそうです。このケースでは、本来必要のない保険を提案され、「保険営業のカモにされてしまう人は実際多い」と指摘されています。
商品・サービスに関する評判
プルデンシャル生命保険の商品やサービスに関しても、様々な意見が見られます。
保険商品への依存傾向
「やめたほうがいい」と言われるもう一つの理由として、「すべてを保険で解決する提案をしてくる」ことが挙げられています。プルデンシャル生命は保険会社なので、保険を使った問題解決をベースにしているようです。
例えば、貯金がある人にも医療保険で医療費をカバーさせる提案をしたり、NISAを始めたいと考えている人に変額保険を勧めてくることがあるようです。しかし、「お金の悩みの解決策は保険だけじゃない」と指摘されています。
ドル建て保険や変額保険の推奨
「必ずといっていいほど、ドル建て保険と変額保険を勧めてくる」という批判も見られます。これらの商品は他の投資手段と比較して必ずしも有利とは限らないケースもあるため、批判の対象となっているようです。
一方で、オリコンの顧客満足度調査では「商品内容」で74.2点(前回から0.7pt下落)を獲得しており、一定の評価を得ていることも確認できます。
手続きやシステムに関する評価
プルデンシャル生命保険の手続きやシステムについては、肯定的な意見と否定的な意見の両方が見られます。
肯定的な意見としては、「手続きもスムーズで素早い対応ができている」という評価がある一方で、「提出すべき健康診断に関する指示がわかりづらく、手間がかかった」「相変わらず手続きが面倒です」といった否定的な意見も見られます。
また、「制度などが事細かすぎて分かりにくい」「保険料の割引は無く、手数料は高め」といった指摘もあります。
不祥事に関する評判
プルデンシャル生命保険には、過去にいくつかの不祥事が報じられています。これらの不祥事も、同社の評判に影響を与えている要因の一つと考えられます。
顧客情報の不正持ち出し事件
2023年頃、プルデンシャル生命保険の元社員が、在職中に取得した顧客リストを転職先に持ち出し、不正に営業活動に使用したとして逮捕されたという事件がありました。警察によると、顧客情報の流出は約800件に及び、転職先の保険代理店「R&C」でもこのリストが営業活動に利用されていたことが確認されているようです。
この事件では、プルデンシャル生命保険の元社員・太田祥平容疑者(2023年9月退職)が、自身の転職先である「R&C」新宿支店に、顧客リストを不正に持ち出した疑いが持たれています。また、「R&C」新宿支店長・藤原悟容疑者も逮捕されており、太田容疑者に営業活動について相談した際に、顧客リストを活用した営業方法を提案され、それを実際に採用していたとされています。
2024年にも、元従業員が退職時に顧客情報を不正に持ち出し、転職先企業へ開示および転職先企業で一部使用したことが判明しました。契約者や被保険者の氏名、住所、電話番号、契約している保険、証券番号、契約状況など、979人に関する個人情報が記載されていたとされています。
保険金不払い問題
プルデンシャル生命保険は、過去に保険金不払いの問題でも批判を浴びたとされています。特に2000年代初頭には、顧客からの保険金請求に対する適切な対応がなされていない事例が報告されました。これには、必要な書類の不備を理由にした保険金支払いの遅延や拒否、あるいは契約内容の不明瞭さを利用した不払いが含まれていたとされています。
不適切な投資勧誘
プルデンシャル生命保険は、一部の営業担当者による不適切な投資勧誘も問題となりました。生命保険とは関係のない私募ファンドやFXへの投資に勧誘し、金銭を回収できていない事案があったようです。これにより、顧客からの苦情が増加し、同社のブランドイメージに大きな打撃を与えたと指摘されています。
営業スタイルに関する批判
プルデンシャル生命保険の営業スタイルについても批判が見られます。
ネズミ講や宗教のような勧誘方法
「ネズミ講や宗教のようだと言われる」という批判も存在します。保険営業から、友人や家族などを紹介して欲しいと言われるケースが多いとされています。
プルデンシャル生命保険の良い評判
一方で、プルデンシャル生命保険には多くの良い評判も存在します。
サービス・対応の良さ
プルデンシャル生命保険のサービスや対応に関しては、多くの肯定的な意見が見られます。
丁寧な対応とサポート
「社員が良い方で信頼できる」「手続きもスムーズで素早い対応ができている」「アフターフォローも良く何でもすぐに対応してくれる」といった評価があります。
また、「住宅購入の際に加入したのですが、不動産会社との連携もあり FPさんもとても信頼出来る方だと思いました。初心者にも理解するまで説明をしてくださり、安心して加入することができました」という声も寄せられています。
さらに、「担当者に非常にフォローしていただき、助かっている。説明もわかりやすかった」という評価もあります。
親身なアドバイス
「ライフプランに基づいた保険内容を提案してくれる」「担当者がずっと同じで親身に話を聞いてくれる」といった意見もあります。
また、「ライフプラン全体を整理した上で提案いただけた」という評価も見られます。
会社としての評価
プルデンシャル生命保険は、第三者機関による評価でも一定の評価を得ています。
オリコン顧客満足度調査での評価
2025年のオリコン顧客満足度調査の『生命保険』ランキングにおいて、プルデンシャル生命は総合3位という結果となっています。この調査は、生命保険を提供している33社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー10,365人へのアンケート回答をもとに発表されているものです。
評価項目別では、「商品内容」で74.2点(前回から0.7pt下落)、「加入手続き」で73.9点(前回から0.6pt下落)を獲得しています。
社員の評価
プルデンシャル生命保険の社員からは、働きやすさに関する肯定的な評価も多く見られます。
働きやすい職場環境
「会社を好きで働いている人が多く、社員が同じ方向を向いて働いていることを感じられる。ほんの一部を除いて皆人柄がよく、風通しも良い相談しやすい」という意見があります。
また、「休暇取得の際には他のメンバーに引継をして休暇を取る。比較的休暇は取りやすいと思う。年に一回5日間の連続休暇を取得できる」という評価もあります。
さらに、「基本定時上がりで、残業はほぼない。支社内も18時にはほぼいないので、むしろ残業があってもしにくい雰囲気がある。長期休暇も取りやすく、事前に予定が立てられる」という意見も見られます。
適切な評価システム
「非常に評価基準が明確である点。明確にどれだけ売ればどれだけ年収が上がるのか示されているため、人事評価の納得感は高い」という評価もあります。
誤解から生じている可能性のある批判
プルデンシャル生命保険に対する批判の中には、誤解や一部の事例に基づくものも含まれている可能性があります。
保険不要論との混同
プルデンシャル生命保険に対する批判の中には、保険そのものの必要性に関する議論と混同されているケースもあるようです。例えば、「SNSで言われている保険不要論が嘘の理由」というタイトルの動画では、保険不要論と保険必要論の議論が噛み合っていないことが指摘されています。
医療保険の不要性を主張する意見に対して、死亡保障の必要性を主張する意見があり、議論がかみ合っていないケースが見られるようです。
個別事例の一般化
批判の中には、個別の悪い経験が一般化されているケースもあると考えられます。例えば、「旦那が過剰な保険に入らされた」という個人的な体験から、プルデンシャル生命保険全体を否定的に評価するケースなどです。
しかし、オリコンの顧客満足度調査で総合3位という結果を見ると、多くの顧客が一定の満足度を示していることも事実です。
バランスのとれた見方
プルデンシャル生命保険に対する評価は、視点や立場によって大きく異なります。バランスのとれた見方をするためには、以下の点を考慮することが重要です。
個々のニーズと適合性
保険商品は個人のニーズや状況によって適合性が異なります。プルデンシャル生命保険の商品が自分のニーズに合っているかどうかを、複数の情報源から客観的に判断することが重要です。
例えば、「ライフプラン全体を整理した上で提案いただけた」という肯定的な意見もあれば、「すべてを保険で解決する提案をしてくる」という批判的な意見もあります。どちらが自分の状況に当てはまるかは、個々の経験や担当者によって異なる可能性があります。
営業担当者の個人差
評判の多くは営業担当者(ライフプランナー)の対応に関するものですが、担当者によって対応や提案内容には個人差があることも考慮する必要があります。
「FPさんもとても信頼出来る方だと思いました」という意見もあれば、「必要以上に不安を煽られ、いらない保険を営業されるケース」もあるようです。
会社の対応と改善努力
不祥事や問題点に対して、会社がどのように対応し、改善努力を行っているかも重要な評価ポイントです。
プルデンシャル生命保険は、過去の不祥事を踏まえて、コンプライアンス遵守などの倫理観が求められているとされています。
社会的な視点からの評価
プルデンシャル生命保険の評価を社会的な視点から見ると、以下のような点が挙げられます。
企業文化と社会貢献
2024年5月に開催されたポジティブ経営会では、プルデンシャル生命保険株式会社のエグゼクティブ・ライフプランナー部長である白石庄一郎氏が講師を務め、「離職率の高い業界で長くトップを走り続ける3つの秘訣」というテーマで講演を行っています。
参加者からは「今後の働き方、生き方にとても活用、役に立てられると感動しました」「分かりやく、目的も明確でとても勉強になりました」といった感想が寄せられており、社会的にもポジティブな影響を与えている一面があるようです。
顧客の声からみる実態
プルデンシャル生命保険を実際に利用したユーザーからのクチコミには、「住宅購入の際に加入したのですが、不動産会社との連携もあり FPさんもとても信頼出来る方だと思いました。初心者にも理解するまで説明をしてくださり、安心して加入することができました。」などの評価があります。
また、「担当者に非常にフォローしていただき、助かっている。説明もわかりやすかった。」「月々の支払い額を自分の希望する予算内でまとめることができたこと。」といった評判の声も寄せられています。
一方で、「アフターフォローが保険会社からないので、メールなどで行って欲しい。」「提出すべき健康診断に関する指示がわかりづらく、手間がかかった。」「外資のためあまりいいイメージがない気がする。」「制度などが事細かすぎて分かりにくい。」「保険料の割引は無く、手数料は高め。」「相変わらず手続きが面倒です。」といった批判的な意見もあります。
まとめ
プルデンシャル生命保険が「やばい」と噂される主な理由には、完全歩合制によるプレッシャー、フルコミッション制の弊害、すべてを保険で解決しようとする提案傾向、ドル建て保険や変額保険の推奨、過去の不祥事などが挙げられるようです。
一方で、丁寧な対応とサポート、親身なアドバイス、オリコン顧客満足度調査での高評価、働きやすい職場環境といった良い評判も多く見られます。
批判の中には誤解や個別事例の一般化によるものも含まれている可能性があり、バランスのとれた見方をするためには、個々のニーズと適合性、営業担当者の個人差、会社の対応と改善努力などを考慮することが重要です。
プルデンシャル生命保険に限らず、保険選びは個人のライフプランやニーズによって最適な選択が異なります。様々な情報源から客観的に判断し、必要に応じて複数の保険会社や商品を比較検討することが望ましいでしょう。
最終的には、自分自身のニーズと状況に合った保険を選ぶことが最も重要です。そのためには、一部の噂や評判だけでなく、多角的な視点から情報を収集し、判断することが大切だと言えるでしょう。
この記事は、インターネット上の口コミや評判、企業情報などから収集したものであり、すべての情報が完全に正確であるとは限りません。保険の加入や就職の判断をする際には、公式情報や専門家のアドバイスも参考にすることをお勧めします。
