「+まち」プロジェクトでイーデザイン損保が交通安全企画を募集

「+まち」プロジェクトでイーデザイン損保が交通安全企画を募集
ライター:関野 良和

「+まち」プロジェクトとは

「+まち」は、イーデザイン損害保険株式会社が進める共創型自動車保険「&e(アンディー)」の一環として展開される地域共創型プロジェクトです。この取り組みでは、地方自治体が提案する交通安全に関する企画を公募し、「&e」契約者の投票によって支援する企画が選定されます。選ばれた企画には、契約者の事故率に応じた寄付金が提供され、地域社会の交通安全の向上に役立てられます。

このプロジェクトは、地域特有の交通問題に取り組むだけでなく、契約者が社会貢献活動に参加できる仕組みを提供している点でユニークです。イーデザイン損保は、保険の枠を超えて、交通事故のない社会を実現するためのパートナーとしての役割を果たしています。

「+まち」プロジェクトの募集概要

項目 内容
提供会社 イーデザイン損害保険株式会社
提供形態 自治体提案型プロジェクト
対象者 全国の地方自治体
募集内容 交通安全に関する企画
投票方法 自動車保険「&e」契約者による投票
寄付金額決定 「&e」契約者の事故率に応じた金額
応募期間 2024年11月21日~2024年12月30日
選定発表 2025年4月~6月(寄付先と寄付金額の決定)
実施期間 2025年7月以降
過去実績 神戸市の渋滞解消プロジェクト、日野町の自転車利用促進活動など

「+まち」プロジェクトでイーデザイン損保が交通安全企画を募集

「+まち」プロジェクトのメリット

  1. 地域特有の交通問題解決への寄与
    自治体ごとに異なる交通課題に直接的に取り組むことができ、地域住民に具体的なメリットを提供できます。
  2. 契約者が参加できる社会貢献の機会
    「&e」契約者が投票を通じて支援企画を選定する仕組みにより、保険契約が社会貢献活動と直結します。
  3. 事故率に基づく寄付金額の設定
    契約者の交通安全意識向上にもつながり、保険料割引や地域社会の安全性向上という双方の利益を実現します。

どんな方におすすめしたいサービスか

この「+まち」プロジェクトは、地域社会の交通安全に関心がある地方自治体や住民に特におすすめです。また、自動車保険「&e」の契約者にとっては、自身の保険加入が社会貢献に直結する仕組みを体感できるため、積極的に関与したい方に向いています。自治体側は、新しい資金調達手段として利用でき、地域課題解決の一助となるでしょう。交通安全を推進する活動を通じて、地方自治体が住民との信頼を深めたい場合にも役立つ取り組みです。

「+まち」プロジェクトのデメリット

  1. 企画選定に時間がかかる
    応募から選定、実施までのスケジュールが長く、即効性を期待する場合には不向きです。
  2. 寄付金額が事故率に依存
    寄付金額が契約者の事故率に左右されるため、安定した資金を確保できるとは限りません。
  3. 提案企画に競争が生じる
    自治体間での競争が発生するため、必ずしも全ての提案が支援を受けられるわけではありません。

どんな方にはおすすめしないサービスか

このプロジェクトは、即効性のある交通安全対策が必要な自治体にはおすすめしません。また、企画提案の準備や投票までのプロセスに時間をかけられない自治体にも適していない場合があります。さらに、寄付金額が事故率に依存するため、予算計画が不安定になりやすい状況では、他の資金調達手段を検討した方がよいでしょう。

「+まち」プロジェクトは、地域社会の課題を解決するだけでなく、保険契約者に社会貢献の機会を提供する画期的な取り組みです。イーデザイン損保が提供する「&e」は、保険の枠を超えた価値を生み出しており、自治体と住民、保険会社が三位一体となるモデルは他の保険会社にも波及効果を与える可能性があります。ただし、選定プロセスや寄付金額の決定方法に透明性を持たせることが、さらなる信頼を構築するために重要だと感じます。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としている。 港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。
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