「SBIいきいき少短の介護保険」とは、メリットとデメリットを解説

「SBIいきいき少短の介護保険」とは、メリットとデメリットを解説
ライター:関野 良和
  • SBIグループ初の一般向け介護保険「SBIいきいき少短の介護保険」を発表
  • 公的介護保険ではカバーしきれない費用を一時金でサポート
  • 保険料はリーズナブル、65歳女性の場合月額990円から加入可能
  • 保険期間1年で満95歳まで継続可能、シニア層を幅広くサポート

SBIいきいき少短の介護保険とは

「SBIいきいき少短の介護保険」は、SBIいきいき少額短期保険株式会社が提供する新商品で、SBIグループ初の一般向け介護保険です。この保険は、公的介護保険制度で不足しがちな費用をカバーし、シニア層やその家族が安心して生活を送れるよう設計されています。

具体的には、要介護認定(要介護2以上)が下りた際に一時金を受け取ることができ、その金額は最大160万円。一時金は介護サービスの自己負担分や、介護用品の購入費など幅広い用途に利用できます。また、保険料は性別や年齢に応じて設定されており、手ごろな価格で継続加入が可能です。保険期間は1年で、満95歳まで継続して利用できる点も魅力です。

「SBIいきいき少短の介護保険」とは、メリットとデメリットを解説

SBIいきいき少短の介護保険の概要

項目 詳細
サービス名 SBIいきいき少短の介護保険
提供会社 SBIいきいき少額短期保険株式会社
提供開始日 2023年12月16日
保険形態 一般向け介護保険
対象者 要介護認定(要介護2以上)を受けた65歳以上の方
保険料 65歳女性の場合月額990円~
支払金額 一時金最大160万円
保険期間 1年間(満95歳まで更新可能)
利用条件 要介護認定を受けていること
注意点 要介護認定が下りない場合は保障対象外

SBIいきいき少短の介護保険のメリット

SBIいきいき少短の介護保険は、要介護2以上で最大160万円の一時金が受け取れる保険です。65歳女性で月額990円からと手頃な価格で、95歳まで更新可能。公的介護保険を補完し、介護用品購入などの自己負担をカバーできる安心の保険です。

1. 公的介護保険では不足する費用をカバーする一時金を提供

SBIいきいき少短の介護保険は、要介護2以上の認定を受けた際、一時金が最大160万円支払われるため、自己負担費用や日常的な介護用品の購入に活用できる点がメリットです。

2. リーズナブルな保険料

65歳女性で月額990円からと、負担を抑えた価格設定で、SBIいきいき少短の介護保険は多くの方に加入しやすい設計になっています。

3. 柔軟な継続更新が可能

保険期間は1年ごとの契約ですが、満95歳まで更新できるため、SBIいきいき少短の介護保険は、高齢者も長期間安心して利用できる点がメリットです。

SBIいきいき少短の介護保険がおすすめな方

SBIいきいき少短の介護保険は、公的介護保険を補完する手頃な保険です。将来の介護費用への不安がある方や、大切な家族の介護に備えたい方に最適。シンプルな補償内容で初めての方でも安心して加入できます。

将来の介護費用に備えたい方

介護が必要になった際の費用負担が心配な方に最適です。公的介護保険だけではカバーしきれない費用を補うため、金銭的な安心感を得られます。

介護される家族のために備えたい方

高齢の家族がいる方や、家族の介護をサポートする負担を軽減したい方におすすめです。

手ごろな価格で加入したい方

シンプルな補償内容と低価格の保険料で、初めて介護保険を検討する方にもハードルが低くなっています。

SBIいきいき少短の介護保険のデメリット

SBIいきいき少短の介護保険には、一時金給付のみで継続的な介護費用への対応が難しい点や、要介護2以上の認定が必要となる制約があります。また、加入年齢が上がるほど保険料が高額になるため、早めの加入検討がおすすめです。

1. 保障内容が一時金のみである点

SBIいきいき少短の介護保険は、一時金支給が主な保障のため、介護サービスの継続費用などは別途準備が必要です。

2. 要介護認定が条件

SBIいきいき少短の介護保険は、要介護2以上の認定を受けないと保険金が支払われないため、健康状態によっては利用できない場合があります。

3. 高齢になるほど保険料が上がる可能性

年齢に応じて保険料が高くなるため、SBIいきいき少短の介護保険は、高齢加入では割高になる場合があります。

SBIいきいき少短の介護保険をおすすめしない方

SBIいきいき少短の介護保険は、定期的な保障ではなく一時金タイプのため、継続的な給付を望む方には不向きです。また、すでに他の介護保険に加入している方や、介護費用を自己資金で十分まかなえる方は、新たな加入を見送ることをお勧めします。

現金一時金ではなく定期的な保障を求める方

継続的に保障を受けられる介護保険を希望する方には、他の商品を検討することをおすすめします。

すでに他の介護保険に加入している方

すでに十分な保障を受けられる保険に加入している方には、追加の保険料負担が不要かもしれません。

自分で費用を準備できる方

介護に必要な費用を自力で準備可能な方には、あえて加入しない選択肢もあります。

SBIいきいき少短の介護保険の使い方

SBIいきいき少短の介護保険は、ウェブか電話で資料請求し加入できます。要介護2以上の認定を受けた場合、認定証や診断書を提出すれば保険金を請求可能。保険金は一時金として指定の銀行口座に振り込まれ、介護に関する費用として活用できます。

1. 加入手続き

ウェブサイトまたは電話で資料を請求し、必要事項を記入したうえで申込書を提出します。加入審査後、保険契約が成立します。

2. 要介護認定後の申請方法

要介護2以上の認定を受けた際、必要書類を提出して保険金請求を行います。提出書類には、認定証や医師の診断書などが必要です。

3. 受け取り方法

保険金は指定した銀行口座に一時金として振り込まれます。その後、介護サービスや介護用品購入などに活用できます。

SBIいきいき少短の介護保険は、手ごろな価格とシンプルな保障内容で、初めて介護保険を検討する方にとって利用しやすい商品と言えるでしょう。一方で、一時金型の保険であるため、長期的な介護費用を見据えた場合には、補助的な位置付けとして活用するのが適しています。日本の高齢化社会に対応するためには、このような個人向け保険商品の拡充が欠かせませんが、保険に頼りすぎず、公的サービスの利用や家族との連携も重要です。今回の商品は、シンプルながらも必要十分な補償を提供しており、手軽さを求める方々にとって強力な選択肢になるでしょう。

タグ:
執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としている。 港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。
関野 良和の執筆記事一覧・プロフィールへ