「傷病手当プラス保険」をニッセイプラス少額短期保険が販売開始

「傷病手当プラス保険」をニッセイプラス少額短期保険が販売開始
ライター:関野 良和

ニッセイプラスとパーソルテンプスタッフが派遣スタッフの安心をサポートする「傷病手当プラス保険」を提供開始

ニッセイプラス少額短期保険株式会社は、パーソルテンプスタッフ株式会社と共同開発した「傷病手当プラス保険」を2024年7月30日より販売開始しました。この保険は、公的な健康保険の傷病手当金を補完し、特に派遣スタッフ等に向けた安心の選択肢を提供します。

このニュースのポイント

  • ニッセイプラス少額短期保険株式会社が「傷病手当プラス保険」を発売
  • パーソルテンプスタッフ株式会社と共同開発
  • 公的な健康保険の傷病手当金を補完する保険
  • 就労不能1日目から保障、月々500円の保険料

ニッセイプラスとパーソルテンプスタッフが派遣スタッフの安心をサポートする「傷病手当プラス保険」を提供開始

このニュースの背景

日本生命保険相互会社の子会社であるニッセイプラス少額短期保険株式会社(以下「ニッセイプラス」)は、パーソルテンプスタッフ株式会社(以下「パーソルテンプスタッフ」)と共同で「傷病手当プラス保険」を開発しました。パーソルテンプスタッフは、自社の派遣スタッフ等の働くに関する課題解決に注力しており、その中で働けない状態になった場合の保険への関心が高いことが分かりました。

この新しい保険商品は、派遣スタッフ等が病気やケガで仕事を休まなければならない時に公的な傷病手当金を補完するもので、待期期間である3日間も保障されることが大きな特徴です。これにより、派遣スタッフ等の働けない期間の不安を軽減し、安心して療養に専念できる環境を提供します。

「傷病手当プラス保険」のメリット

  1. 即時保障: 就労不能1日目から保険金が支払われるため、早期からのサポートが受けられる。
  2. 手頃な保険料: 月々500円とリーズナブルな保険料で加入しやすい。
  3. 広範な保障対象: 入院だけでなく自宅療養も対象となるため、多様な療養スタイルに対応。

「傷病手当プラス保険」のデメリット

  1. 限定的な支払期間: 保険金の支払日数は最大15日までと限られている。
  2. 新型コロナウィルス除外: 新型コロナウィルス感染症による欠勤は保障対象外。
  3. 公休日の除外: 待期期間中の公休日は保険金支払いの対象外となる。

派遣スタッフが安心して働ける保険

「傷病手当プラス保険」は、派遣スタッフ等が安心して働くための重要な保険商品です。就労不能1日目からの保障や手頃な保険料は、働く人々の経済的な不安を大幅に軽減することが期待されます。ただし、新型コロナウィルス感染症が除外されている点や支払期間の制限については、今後の改良が望まれます。

派遣スタッフとして働いていた時期に体調を崩して仕事を休まざるを得なかった経験があります。このような時に「傷病手当プラス保険」のような商品があれば、経済的な不安を感じずに療養に専念できたのではないかと思います。この保険が、多くの派遣スタッフの安心につながることを期待しています。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としている。 港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。
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