株式会社ファミワンが住友生命のCVCから資金調達
ライター:関野 良和
住友生命のCVC「SUMISEI INNOVATION FUND(スミセイ イノベーション ファンド)」が株式会社ファミワンに出資
住友生命保険相互会社が運営に関わるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドである「SUMISEI INNOVATION FUND(スミセイ イノベーション ファンド)」から、妊活・不妊治療の支援を中心としたWeb関連事業を展開する株式会社ファミワンに出資を行いました。
住友生命とファミワンはプレコンセプションケア事業を推進
今回の出資により両社は、女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合い、元気な赤ちゃんをさずかるチャンスを増やすなど、女性や将来の家族がより健康な生活を送れるようにする一連の取り組みであるプレコンセプションケア(Preconception Care)領域における事業共創を本格化します。
アイアル少額短期保険とファミワンもプレコンセプションケア領域で協業開始
住友生命グループのアイアル少額短期保険株式会社と株式会社ファミワンは、「ママと赤ちゃんの医療保険 ディアベビー(ママと赤ちゃんを応援する特典付き)」で共同開発をすることで、既に事業共創に取り組んでいます。
住友生命の「WaaS(ワーズ、Well-being as a Service)」方針について
住友生命は、「身体的・精神的・社会的・経済的に幸せと感じる状態」、「そうあるための行動、選択、ライフスタイルを積極的に追求」する新たな価値観である「ウェルビーイング(Well-being)」に貢献することを目指し、Vitality 健康プログラムを中心として、Well-being に資するサービスエコシステム「WaaS(Well-being as a Service)」を構築することに注力しています。 ファミワンとの資本提携も「WaaS」領域の事業共創を目的としているようです。
「SUMISEI INNOVATION FUND(スミセイ イノベーション ファンド)」について
ファンド正式名
SUMISEI INNOVATION FUND:「SUMISEI-SBI 投資事業有限責任組合」
スミセイ イノベーション ファンド運営の運営体制
- SBI インベストメントがゼネラルパートナー(GP、無限責任組合員)として参画。
組合運営に関し全責任を無限に負い、投資先の探索および投資可否の判断を行います。 - 住友生命じゃリミテッドパートナー(LP、有限責任組合員)として参画。
資金出資者として出資した金額のみに限定され、投資先候補との協業プランを検討し、事業共創を推進する役割を担います。
スミセイ イノベーション ファンドの規模
80億円
スミセイ イノベーション ファンドの主な投資領域
- “住友生命「Vitality」”による健康増進活動を中心としたウェルビーイング関連企業などとのエコシステム構築
- 「体の健康」だけでなく「体・心・社会的健康」を目指すウェルビ
ーイング領域 - 「生命保険を身近に感じる顧客体験」や「お客さまと保険会社の新たな接点」創出に活用できる新しいテクノロジーやサービス
- DX の推進
執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。
金融系コンテンツの執筆も得意としている。
港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。