損害保険ジャパンの保険についてのリリース/「アンモニア輸送専用保険」【国内初】の開発、アンモニアを取り扱う施設のリスク調査サービスの提供 ~社会課題解決・脱炭素社会の実現に向けた取組み~
損害保険ジャパンの保険についてのリリース/「アンモニア輸送専用保険」【国内初】の開発、アンモニアを取り扱う施設のリスク調査サービスの提供 ~社会課題解決・脱炭素社会の実現に向けた取組み~
損害保険ジャパン株式会社
SOMPOリスクマネジメント株式会社
「アンモニア輸送専用保険」【国内初】の開発、アンモニアを取り扱う施設のリスク調査サービスの提供
~社会課題解決・脱炭素社会の実現に向けた取組み~
損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:白川 儀一、以下「損保ジャパン」)は、次世代のクリーンエネルギーであり、水素のエネルギーキャリア※1としても有用なアンモニアの輸送向け専用保険を2022年4月1日から販売開始します。なお、アンモニア輸送向けの専用保険の開発は国内初となります。また、SOMPOリスクマネジメント株式会社(代表取締役社長:桜井 淳一、以下「SOMPOリスク」)は、アンモニアを取り扱う施設のリスク調査サービスを提供します。
1.背景
2020年10月、政府は2050年にカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。その実現のため、2020年12月25日に経済産業省が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略※2」の14の重点分野の1つとして「水素・燃料アンモニア産業」が盛り込まれています。さらに政府は2022年3月1日に、エネルギー使用量の多い1万2000社の企業に対して水素・アンモニアなどを含む「非化石エネルギー」の使用割合の目標設定を義務付けるエネルギー使用合理化法改正案※3の閣議決定を行いました。このような背景等により、今後も水素・アンモニアなどのエネルギー利用が一層高まる見込みです。
アンモニアは燃焼しても二酸化炭素が発生しないことに加えて、水素のエネルギーキャリアとしても有用であることから、エネルギー分野での活用に対して期待が高まっています。期待される利活用方法の社会実装に向けて、海外からの大量輸入や国内での製造から利活用におけるサプライチェーンの構築が必要となっています。さらに、2022年1月7日には国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、経済産業省と連携した「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」プロジェクト※4の着手を発表し実用化に向けた取組みも進んでいます。
損保ジャパンはブランドスローガン「Innovation for Wellbeing」に則した独自色のある商品の開発を加速し、お客さまの課題および社会課題の解決を通じて、よりよい社会を実現していくことを目指しています。
このたび、損保ジャパンが有するアンモニア等の輸送における保険引受と事故対応の知見と、SOMPOリスクの、多様な業種・化学プラントにおけるリスクマネジメントの知見を連携し、エネルギー関連事業者に対してサプライチェーンを取り巻くリスクへの保険の提供とリスク調査サービスを提供します。
本取組みを通して、次世代のクリーンエネルギーの実用化を促進し、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」という「SOMPOのパーパス」の実現を目指します。
※1 気体のままでは輸送が難しい水素を、別の物質に変換して輸送するための物質のこと。
※2 https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210618005/20210618005.html
※3 https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220301002/20220301002.html
※4 https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101502.html
2.商品・サービスの概要
専用保険の概要およびスク調査サービスの概要は以下のとおりです。
(1)「アンモニア輸送専用保険」
(2)アンモニアを取り扱う施設のリスク調査サービス
3.今後について
損保ジャパン、SOMPOリスクは、本取組みを水素・アンモニアサプライチェーン構築のリスクに対応する取組みの第一段階として、今後成長が見込まれるクリーンエネルギーの普及を促進することで、持続可能な社会の実現を目指し、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」の取組みに貢献します。また、今後も損保ジャパンはブランドスローガン「Innovation for Wellbeing」に則した独自色のある商品を開発し、お客さまの課題および社会課題の解決を通じて、よりよい社会を実現していきます。
以上