ペットメディカルサポートの保険についてのリリース/2021年8月度 高額保険金お支払い事例「犬の特発性乳び胸に48万7,000円」:ペット保険「PS保険」調べ

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ライター:101LIFE 編集部

ペットメディカルサポートの保険についてのリリース/2021年8月度 高額保険金お支払い事例「犬の特発性乳び胸に48万7,000円」:ペット保険「PS保険」調べ

ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」が、2021年8月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の特発性乳び胸」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
■2021年8月度 月間高額保険金お支払い事例
2021年8月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。

事例 種類 病気・ケガの種類 お支払い金額
1 大型犬 挙上、敗血症、悪性リンパ腫 ¥585,900
2 悪性リンパ腫 ¥541,100
3 中型犬 膀胱移行上皮癌・腎不全 ¥498,000
4 中型犬 特発性乳び胸 ¥487,200
5 小型犬 甲状腺機能低下症、免疫介在性溶血性貧血、ステロイド糖尿病 ¥469,900

※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しています。
※個別の契約に関してはお答えいたしかねます。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
※2021年8月1日~2021年8月31日に保険金支払手続きを行った事案について掲載しています。

一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

■平均的な保険金お支払い事例

保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットの歯周病の診療をご紹介します。

歯周病の事例

事例 種類 病気・ケガの種類 お支払い金額
1 中型犬 歯周病 ¥25,300

■高額診療「犬の特発性乳び胸」を獣医師が解説
2021年8月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の特発性乳び胸」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。

特発性乳び胸とは、どんな病気なのか
乳び胸とは、胸腔内に脂肪をたくさん含んだリンパ液「乳び」が、何らかの原因により貯留する病気です。進行すると肺が正常に膨らまず、呼吸困難や咳などの呼吸障害を生じます。犬の乳び胸の多くは、はっきりとした原因がわからない特発性乳び胸です。

事例の犬の特発性乳び胸の通院日数、入院日数、手術回数について

種別 中型犬
傷病名 特発性乳び胸
通院日数 5日
入院日数 18日
手術回数 2回

※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。

犬の特発性乳び胸の診療内容
※下記の診療内容は、犬の特発性乳び胸の一般的な診療内容についての記述になり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。

検査
・問診、視診
症状が現れた時期やきっかけ、日常生活での様子、既往歴の有無、薬の投与歴などの問診を行います。また、呼吸の様子、粘膜や舌の色の確認、体重減少の有無などを観察します。

・聴診
聴診器で心臓の音や呼吸の音を確認します。

・画像検査
レントゲン検査により、胸腔内の液体の有無が確認できます。

・胸水検査
胸腔内の液体を抜去(ばっきょ)し、成分を分析します。これにより、乳びであるかを確認できます。

※呼吸困難の場合は、これらの検査を行うよりも先に酸素室で状態を安定させることもあります。

治療法
乳びの貯留がごく軽度の場合を除き、通常はまず胸腔内の乳びをすべて抜去します。その後、内科治療を行います。

・内科治療
乳びの生成を抑えるため、低脂肪食による食餌療法が推奨されます。また、リンパ管の浮腫(ふしゅ:むくみのこと)の軽減や、胸腔内の抗炎症を目的に薬が使用される場合もあります。内科治療で乳びの貯留が抑えられない場合は、外科治療に移行します。
なお、胸水(乳び)抜去は必ずしも鎮静や全身麻酔が必要ではありませんが、犬が暴れてしまい危険な場合は使用します。

・外科治療
胸管を結紮(けっさつ:糸などで結ぶこと)し、胸腔内に乳びが流れてこないようにする手術が中心です。これに加え、静脈圧を下げるための心膜切除や、リンパ管圧を下げるための乳び槽切開などが行われる場合もあります。
なお、外科治療は全身麻酔下で行うため、全身麻酔を安全に行えるのかを確認する必要があり、術前検査として血液検査や胸のレントゲン検査を行います。

予後
ごく軽度であれば、内科治療でコントロール可能な場合もあります。しかし、長期にわたり乳び胸を患うと繊維性胸膜炎が重度になり、手術で乳びの貯留がなくなっても呼吸が改善しないおそれがあります。

まとめ
特発性乳び胸は、詳しい原因がまだよくわかっていませんが、経過の長期化が予後に影響を与えるため、早期に治療を開始することが重要です。

【会社概要】
商号   : ペットメディカルサポート株式会社
代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金  : 3億3,275万円(2021年3月時点)
URL   : https://pshoken.co.jp/

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