THE LINKPILLAR 1 North/South(高輪ゲートウェイシティ複合棟Ⅰ)――未来をつなぐ新たな都市拠点
高輪ゲートウェイシティの中核を担うツインタワー
2025年3月、東京都港区に誕生した「THE LINKPILLAR 1 North/South(ザ リンクピラー ワン ノース/サウス)」は、JR東日本が主導する大規模再開発「高輪ゲートウェイシティ」の象徴的存在です。高輪ゲートウェイ駅直結という抜群の立地に、地上29階・30階、地下3階、高さ約161mという圧倒的なスケールのツインタワーがそびえ立ちます。延床面積は約46万㎡、敷地面積は約3.8万㎡に及び、オフィス・商業・ホテル・コンベンションなど多彩な機能を集積した次世代型複合施設です。
施設概要と構成
棟 | 階数 | 高さ | 主な用途 |
---|---|---|---|
North | 地上29階/地下3階 | 161.43m | オフィス、商業、保育園、ルーフトップ商業 |
South | 地上30階/地下3階 | 158.68m | オフィス、商業、ホテル、コンベンション |
両棟は低層部(1~5階)に約200店舗が集結する大型商業施設「ニュウマン高輪」を擁し、South棟高層階(22~30階)には「JWマリオット・ホテル東京」(約200室)が進出。North棟高層部にはボタニカル・ルーフトップ空間や共創型コワーキングスペース「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub」など、先進的な都市機能が配置されています。
「つなぐ」と「支える」――名称に込められた想い
「THE LINKPILLAR」という名称は、「あらゆるものをつなぎ(Link)、共創し続け未来に向けて成長する」、「100年先の心豊かなくらしのための実験場として、その支柱(Pillar)となり伸び続ける」という意味が込められています。高輪ゲートウェイシティの中核として、国際交流・ビジネス・文化・生活を有機的につなぎ、未来志向の都市モデルを体現します。
オフィス機能とビジネス拠点
両棟ともにハイグレードなオフィスフロアを有し、国際的な大企業の本社機能やグローバルビジネス拠点の入居を想定。最先端のICTインフラやセキュリティ、快適性・環境性能を備え、ワーカーの多様な働き方やイノベーション創出を支えます。
North棟には、スタートアップやアカデミア、専門家が集う「Link Scholars’ Hub」を設置。コワーキングや実証実験、アクセラレーションプログラムなど、広域スタートアップエコシステムの構築を目指します。
コンベンション・MICE機能
South棟地下1~2階・6階には、約1,640㎡のコンベンションホールを核とした全15室のMICE施設「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」を整備。国際会議や展示会、イベントの誘致が可能で、駅前広場と連動した「街ごとMICE」も実現します。海外からの参加者向けには、1階にトラベルセンターを併設し、交通案内や観光情報もワンストップで提供します。
商業施設「ニュウマン高輪」
低層部には、衣・食・住・美・カルチャーなど多様な価値観が交差する約200店舗の大型商業施設「ニュウマン高輪 South・North」が展開。サウナや書籍×アート、ペット同伴可能な空間、親子で楽しめるエリアなど、誰もが自分らしく過ごせる新しい都市型ライフスタイルを提案します。
ラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」
South棟22~30階には、世界的ラグジュアリーブランド「JWマリオット・ホテル東京」が2025年秋に開業予定。約200室の客室に加え、レストラン、バー、スパ、フィットネスなど充実した付帯施設を備え、国内外のビジネス・観光客を迎えます。
交通アクセスと都市インフラ
高輪ゲートウェイ駅直結という立地に加え、駅前広場(約6,500㎡)やペデストリアンデッキ、バリアフリールートなど、駅・街・広場が一体となった快適な都市インフラを整備。山手線・京浜東北線で東京駅から約8分、羽田空港からも約17分と、国内外からのアクセスも抜群です。
また、線路をまたぐ歩行者デッキや交通広場の整備により、周辺エリアとの回遊性や利便性も大幅に向上します。
サステナビリティと未来志向の街づくり
THE LINKPILLAR 1は、環境負荷低減や災害対応力強化にも注力。最新の省エネ・再生可能エネルギー活用、BCP(事業継続計画)対応設備を導入し、都市の持続可能性と安心・安全を両立。さらに、駅前広場やルーフトップ空間など、都市のオープンスペースを活用した実証実験やデータ活用の場としても機能します。
今後の展望と高輪ゲートウェイシティ全体の成長
THE LINKPILLAR 1 North/Southは、文化創造棟や住宅棟(TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)、THE LINKPILLAR 2などとともに、約13ヘクタールに及ぶ高輪ゲートウェイシティの中核を形成します。今後は品川駅周辺再開発との連携や、さらなる都市機能の拡充も視野に入れ、東京の新たな国際交流・ビジネス・文化発信拠点として進化し続けます。
まとめ
THE LINKPILLAR 1 North/Southは、駅と街、ビジネスと文化、世界と日本を「つなぐ」未来志向の都市拠点です。多様な機能と先進的な都市インフラ、サステナビリティを融合し、100年先の豊かな都市生活を実験・創造するこのツインタワーは、東京の都市再生と国際競争力強化の象徴となることでしょう。
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