東京スター銀行は”危ない”、”おすすめしない”といわれているのはなぜ?


”東京スター銀行はヤバイのでやめたほうがいい”と口コミや評判で言われている原因について掘り下げて解説します
本当に東京スター銀行は危険なのか、デメリットとメリットから真相に迫る
東京スター銀行について「危ない」「やばい」「おすすめしない」などの噂がネット上で広がっていることについてネットの口コミや評判から真相を掘り下げてみました。なぜこのような評判が生まれたのか、そして実際にはどのような銀行なのか、メリットとデメリットを含めて詳しく検証していきます。
東京スター銀行とは?基本情報から理解する
東京スター銀行は、第二地方銀行の「東京相和銀行」が経営破綻をした際に、その営業地盤を引き継ぐため2001年に誕生した銀行です。多くのメガバンクや地方銀行が法人営業に注力する中で、個人向けのサービスに力を入れている点が特徴とされています。
現在は台湾の大手金融グループの中核企業「CTBC Bank」を親会社とする銀行であり、東京都港区赤坂に本社を構えています。東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県といった関東地方をはじめ、大阪府や兵庫県にも店舗を展開しています。
「東京スター銀行」の取り組みは外部からも評価されており、「J.D.パワー アジア・パシフィック」の「日本投資サービス顧客満足度調査 地方系銀行部門」において、2013年と2014年の2年連続で第1位を獲得したという実績もあるようです。
「危ない」「やばい」と言われる理由とその真相
まず、なぜ東京スター銀行が「危ない」「やばい」と言われているのか、その理由を探ってみましょう。
2021年の保険業法違反の疑い
東京スター銀行が「やばい」「危ない」と噂されるようになった主な原因の一つは、2021年に保険業法に違反した疑いがあったことが挙げられます。具体的には、保険営業の際に銀行業務で知り得た情報を利用する場合は口座名義人から同意を得る必要があるところ、同意を得ずに保険営業をしてしまったというルール違反の疑いが持たれたとされています。
しかし、検索結果では「東京スター銀行は法令に基づいた行内ルールを整備しているため、顧客からの信用を失ってしまうような不祥事を起こしてしまった銀行ではない」とも説明されています。あくまでも保険の営業についてのトラブルであり、銀行全体の健全性や安全性に関わる問題ではないと考えられています。
知名度の低さによる不安
東京スター銀行がやばいと言われるもう一つの理由として、メガバンクや主要地方銀行と比べると知名度が低いことが挙げられます。知名度が低いことから「危ない銀行ではないだろうか?」という疑問を持つ人もいるようです。
しかし、調査結果によれば「東京スター銀行は危ない銀行ではない」とされており、普通預金の口座開設やカードローンの取引をはじめ、トラブルに巻き込まれるといった心配は不要だと説明されています。
経営破綻した銀行の後継という歴史
東京スター銀行は、経営破綻した「東京相和銀行」の営業地盤を引き継いで設立された銀行です。このような経緯から、銀行の安定性や健全性に不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし、2001年の設立以降、現在に至るまで経営は安定しており、台湾の大手金融グループ「CTBC Bank」を親会社としていることからも、財務基盤は安定していると言われています。
東京スター銀行の「デメリット」と「欠点」
東京スター銀行には、いくつかのデメリットや欠点も存在します。利用を検討する際には、これらの点も考慮する必要があるでしょう。
デメリット①:ATMからの振込手数料が比較的高い
東京スター銀行ではセブン銀行ATMを使って振り込みが可能ですが、ATMを利用した場合の振込手数料は比較的高いとされています。具体的には以下の通りです。
セブン銀行ATM利用時の振込手数料 |
---|
設置場所 |
店舗外 |
店舗内 |
特に店舗外ATMから他行あてに振込をすると1回550円の手数料がかかるため、ATMから振り込みする機会が多い人は注意が必要だと言われています。
ただし、東京スターダイレクト(インターネットバンキング)からの振込であれば、月5回まで手数料が無料になるサービスがあるようです。
デメリット②:店舗数が少ない
東京スター銀行は店舗数が少ないというデメリットもあります。主に関東地方と関西地方に店舗を展開していますが、全国的に見ると店舗網は限られています。
店舗数が少ないため、対面での相談や手続きを頻繁に行いたい方には不便に感じる可能性があるでしょう。ただし、事前予約を利用すれば待ち時間を最小限にできるというサービスもあるようです。
デメリット③:カードローンの即日融資ができない
東京スター銀行のカードローンは、即日融資ができないというデメリットがあります。急ぎでお金が必要な場合には、この点が大きなデメリットになる可能性があります。
消費者金融のカードローンなら最短3分での融資が可能な場合もありますが、東京スター銀行のカードローンでは審査に最短でも2営業日かかるとされています。
デメリット④:カードローン利用には東京スター銀行の口座が必要
東京スター銀行のスターカードローンを利用するには、東京スター銀行の口座が必須となります。これは返済時に東京スター銀行の口座からお金が自動引き落としされるためです。
新たに口座を開設する必要があるため、時間と手間がかかるとされています。もし東京スター銀行のカードローンに申し込みたい場合は、まず先に口座の開設を済ませておく必要があるでしょう。
良い評判と「おすすめ」できるポイント
「やめたほうがいい」という声もある一方で、東京スター銀行には多くのメリットや良い評判もあります。以下に主なポイントをご紹介します。
メリット①:条件なしで月8回までATM利用手数料が無料
東京スター銀行は、条件なしで月8回までATM利用手数料が無料になる点が大きなメリットとされています。この点は利用者からの口コミでも評価が高く、「ATMによる入出金だと東京スター銀行がオススメですね」「ATMの手数料が今どき安いから良い」といった声が見られます。
無条件でATMの利用回数が8回無料なことから、東京スター銀行の口座開設を検討する方が多いようです。
メリット②:簡単な条件で預金金利がアップ
東京スター銀行では、給与・年金の振込口座への指定で普通預金金利が最大0.5%となるなど、簡単な条件のみで預金金利がアップするメリットがあります。
また、「スターワン1週間円預金」など、個人向けのユニークでお得な商品を数多く提供していると評価されています。
メリット③:振込手数料が月5回まで無料
東京スターダイレクト(インターネットバンキング)からの振込であれば、月5回まで手数料が無料になるサービスがあります。この点も利用者からの評判が良く、「振込手数料が月5回まで無料で利用できる」点で高評価されています。
メリット④:カードローンの金利が低い
東京スター銀行のカードローン「スターカードローンα」は、年率1.5~14.6%と都市銀行並みに低い金利が魅力とされています。消費者金融と比較すると低金利でお金を借りられる点が評価されています。
利用者からも「金利が低く安心して借入できた」「返済の目処が立っていたので低金利で返済しやすかった」などの口コミが寄せられています。
メリット⑤:WEBですべて完結できる便利さ
東京スター銀行のサービスは、申し込みだけでなく、インターネットバンキングを使った借入から返済まで手続きがすべてWEB上で完結する点も魅力の一つとされています。
「申し込みがネットから簡単にできてありがたい」「必要書類の提出がアップロードするだけで簡単だった」「コンビニATMでもネットでも対応できて便利」といった声が多く見受けられます。
カードローンに関する評判と実態
東京スター銀行のカードローン「スターカードローンα」についても、様々な評判があります。以下にその詳細を見ていきましょう。
基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
申込条件 | 満20歳〜69歳、安定した収入、日本在住、アイフルの保証を受けられる方 |
金利 | 1.5~14.6% |
限度額 | 10万円~1,000万円 |
審査時間 | 最短2営業日 |
カードレス | 不可 |
WEB完結 | 可能 |
無利息期間 | 契約日から30日間 |
郵送物 | あり |
出典:
良い評判
東京スター銀行のカードローンに関する良い評判としては、以下のようなものがあります。
- 「信頼感がある会社でありアプリからお手軽に借り入れができます」
- 「審査も通りやすく30日以内に返済すれば無金利だというのは大きいポイントです」
- 「大手の消費者金融系のカードローンと比較すると金利は低くなるので、返済の苦労は減らすことができると思いました」
特に低金利である点と、契約日から30日間は利息が0円になる特典が評価されているようです。
悪い評判
一方で、東京スター銀行のカードローンには以下のような悪い評判も見られます。
- 「東京スター銀行カードローンはアプリ上で完結できるのが便利ですが、審査スピードが遅いので急ぎの方には向いていないかもしれません」
- 「東京スター銀行では即日融資ができない」
- 「東京スター銀行の口座が必要」
特に審査スピードの遅さが指摘されており、急ぎでお金が必要な方には向いていないかもしれません。
利用者の声:実際の口コミから見る評判
東京スター銀行に関する実際の利用者の声を見ていきましょう。良い評判と悪い評判の両方を紹介します。
良い口コミ
- 「ATMによる入出金だと東京スター銀行がオススメですね。実店舗がそれなりにあるのも良いですし」
- 「東京スター銀行、ラジオCMの影響でサラ金みたいな銀行というイメージが強いが、実際のところは提携銀行が多くてかつATMの手数料が今どき安いから良い」
- 「金利も高いし取り扱っている商品もまぁまぁだと思います。またある一定の基準を満たせば振り込み手数料などもキャッシュバックがあったり、便利ではあると思います」
ATM手数料の安さや、振込手数料のキャッシュバックなど、手数料面での評価が高いようです。
悪い口コミ
- 「ただここのところ営業の電話が頻繁にかかってくるようになり今時電話?と思いますが。。その営業の人がとても軽いと言いますか、銀行らしからぬというか」
- 「電話は意地でも出ません」「本当に困った時に誰も電話に出ないのは、なしです」
- 「マイナンバーの公金口座は登録してあるし番号とコピーを送れと言われたのは初めてです」
営業の電話対応が悪い、問い合わせの電話に出ないといった顧客サービス面での不満や、手続きの煩雑さに関する不満が見られます。
企業文化に関する口コミ
東京スター銀行の企業文化や職場環境に関する口コミも見てみましょう。
- 「風通しはとてもいいと思います。ただし、若干ぬるま湯の雰囲気であり、組織全体はあまり向上心がないため、ただ淡々と仕事し、定時にすぐ帰る人が多いです」
- 「執行役員、部長との距離がとても近く、コミュニケーションがとりやすい」
- 「親会社が外資なので、外国籍の従業員もそれなりにいる」
また、退職理由や離職率に関する口コミとしては:
- 「数年に一度300人程度のリストラを行う。人を長く育てる社風はない」
- 「入行数年間の間は与えられている仕事量・難易度に対し受け取ってる給与額は比較的高い」
企業文化としては風通しが良い一方で、向上心の欠如や定期的なリストラの実施などの指摘もあるようです。
カードローンの審査基準と「審査が甘い」という噂の真相
東京スター銀行のカードローンの審査基準についても、様々な噂があります。「審査が甘い」という噂の真相を探ってみましょう。
審査基準の実態
東京スター銀行スターカードローンの審査は、実際には「消費者金融と比べると厳しくなっている」とされています。これは東京スター銀行に限らず、どの銀行カードローンにも言えることのようです。
銀行系カードローンは消費者金融に比べて金利が低いという魅力がありますが、その分審査基準も厳しくなる傾向にあるようです。
「審査が甘い」という噂が広まった理由
「審査が甘い」という噂が広まった理由としては、以下のような要因が考えられます。
- 銀行カードローンと消費者金融の混同
- インターネットでの申込みが簡単であるため、審査も簡単だと誤解される
- 契約日から30日間の無利息期間など、魅力的な条件から審査も甘いという連想
しかし実際には、東京スター銀行のカードローンの審査は消費者金融と比べて厳しいとされています。「審査に通るか不安な方は基本的に消費者金融のカードローンがおすすめ」とも言われています。
「おすすめ」できる人、「やめとけ」と言いたい人
東京スター銀行は、どのような人におすすめで、どのような人には向いていないのでしょうか。
東京スター銀行がおすすめの人
- ATM利用手数料の無料回数を重視する人
- 振込手数料の無料回数を重視する人
- 給与受け取り口座を東京スター銀行に指定できる方(普通預金金利がアップ)
- 低い金利でお金を借りたい人(カードローン)
- WEBで完結する手続きを好む人
- 高金利の定期預金を利用したい方
東京スター銀行をおすすめしない人
- ATMから頻繁に振込をする人(手数料が高い)
- 急ぎでお金を借りたい人(カードローンの審査に時間がかかる)
- 対面での相談や手続きを頻繁に行いたい人(店舗数が少ない)
- 審査通過の確実性を重視する人(カードローンの審査は消費者金融より厳しい)
東京スター銀行は本当に「やばい」のか?最終検証
ここまでの情報をもとに、東京スター銀行が本当に「やばい」のかどうか、最終的な検証を行いましょう。
「やばくない」と言える根拠
- 東京スター銀行は第二地方銀行として金融庁の監督下にある正規の銀行であり、2001年の設立以来、現在まで経営を継続しています。
- 台湾の大手金融グループ「CTBC Bank」を親会社としており、財務基盤は安定していると言われています。
- 「J.D.パワー アジア・パシフィック」の顧客満足度調査で2年連続1位を獲得するなど、外部からの評価も高いようです。
- ATM手数料の無料回数や振込手数料の無料回数など、利用者にとって有利なサービスを提供しています。
- 「東京スター銀行は危ない銀行ではない」という調査結果もあります。
「危ない」と言われる理由の検証
- 2021年の保険業法違反の疑いについては、銀行全体の健全性や安全性に関わる問題ではなく、保険営業における手続き上の問題だったようです。
- 経営破綻した銀行の後継という歴史がありますが、それ自体が現在の銀行の健全性を損なうものではありません。
- 知名度が低いことから生じる不安は、実際の銀行の健全性とは別問題です。
総合判断
上記の検証結果から、東京スター銀行は「やばい」銀行ではなく、通常の銀行サービスを提供する健全な金融機関であると判断できます。ただし、すべての銀行と同様に、サービス内容や手数料体系、店舗網などは利用者の状況や好みによって合う合わないがあるため、自分のニーズに合っているかを確認した上で利用を検討することが重要です。
まとめ:東京スター銀行の「利点」と注意点
東京スター銀行について「危ない」「やばい」という噂がありますが、実際には健全な銀行経営がなされており、多くの「利点」やメリットがあることがわかりました。
利点・メリット
- 条件なしで月8回までATM利用手数料が無料
- 簡単な条件で預金金利がアップ(給与振込指定で最大0.5%)
- インターネットバンキングからの振込手数料が月5回まで無料
- 「スターワン1週間円預金」など、ユニークでお得な商品がある
- カードローンの金利が低い(1.5~14.6%)
- WEBですべて完結できる便利なサービス体制
- カードローンの無利息期間(契約日から30日間)
注意点・デメリット
- ATMからの振込手数料が比較的高い
- 店舗数が少ない
- カードローンの即日融資ができない
- カードローン利用には東京スター銀行の口座が必要
- 審査スピードが遅い(最短2営業日)
- 顧客サービス(電話対応など)に不満の声もある
東京スター銀行は、ATM利用手数料や振込手数料の無料回数が多い点、預金金利がアップする条件が簡単な点など、多くのメリットがある銀行です。一方で、店舗数の少なさや、ATMからの振込手数料の高さなどのデメリットもあります。
最終的には、ご自身のライフスタイルや金融ニーズに合わせて、東京スター銀行のサービスが適しているかどうかを判断することが重要です。特にATM利用や振込の頻度、近くに店舗があるかどうかなどを考慮して検討するとよいでしょう。
「やばい」「危ない」という噂は誤解や限られた事例から生じていることが多く、総合的に見れば東京スター銀行は「やばくない」銀行であり、メリットを活かせる方には「おすすめ」できる銀行だと言えるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: 東京スター銀行は本当に危ない銀行ですか?
A1: 東京スター銀行は危ない銀行ではないと言われています。第二地方銀行として金融庁の監督下にあり、台湾の大手金融グループを親会社とする安定した銀行です。「危ない」という噂は主に2021年の保険営業における手続き上の問題や、知名度の低さから生じた誤解である可能性が高いです。
Q2: 東京スター銀行のATM手数料はどうなっていますか?
A2: 東京スター銀行は条件なしで月8回までATM利用手数料が無料になる点が大きなメリットです。ただし、ATMからの振込手数料は比較的高く、特に店舗外ATMから他行あてに振込をすると1回550円の手数料がかかります。
Q3: 東京スター銀行のカードローンは審査が甘いですか?
A3: 東京スター銀行のカードローンの審査は、消費者金融と比べると厳しいと言われています。銀行系カードローンは一般的に消費者金融より審査が厳しい傾向にあるため、審査通過の確実性を重視する方は消費者金融のカードローンが推奨されているようです。
Q4: 東京スター銀行で口座を開設するメリットは何ですか?
A4: 東京スター銀行で口座を開設するメリットには、条件なしで月8回までATM利用手数料が無料になること、給与・年金の振込口座への指定で普通預金金利が最大0.5%になること、インターネットバンキングからの振込手数料が月5回まで無料になることなどが挙げられます。また、「スターワン1週間円預金」などのユニークな商品も魅力とされています。
Q5: 東京スター銀行のカードローンの金利はいくらですか?
A5: 東京スター銀行のカードローン「スターカードローンα」の金利は年率1.5~14.6%です。これは都市銀行並みに低い金利だと評価されています。また、契約日から30日間は利息が0円になる特典もあります。
