CFDは”やめたほうがいい”といわれているのはなぜ?


”CFD(差金決済取引)はヤバイのでやめたほうがいい”と口コミや評判で言われている原因について掘り下げて解説します
CFDは本当に”やばい”のか、デメリットとメリットから真相に迫る
CFD(差金決済取引)についてネットの口コミや評判から真相を掘り下げてみました。「CFDはやばい」「やめとけ」という声がネット上で散見されますが、実際のところはどうなのでしょうか。CFD取引の仕組みやリスク、メリットを徹底的に検証し、誤解から生じている評判も含めて調査してみました。
CFD(差金決済取引)とは何か
CFDは「Contract For Difference」の頭文字をとったもので、日本語では「差金決済取引(証拠金取引)」と呼ばれています。実際に金融資産を保有するのではなく、「取引結果の差額」を取引するため差金決済取引と呼ばれているのです。
利益の狙い方は他の投資商品と変わらず、「予想した方向へ価格が動けば利益、反対に動けば損失」になります。例えば、
- 価格が1,000円のときに買い注文し、1,200円のときに売り注文(決済)すると、差額の「200円分」が利益になります
- 価格が1,000円のときに買い注文し、800円のときに売り注文(決済)すると、差額の「200円分」が損失になります
CFDが”やばい”と言われる主な理由
1. 元本以上の損失リスク(追証リスク)
CFDが「やばい」と評価される最大の理由は、自己資金以上の損失を被る可能性があることです。CFDはレバレッジ取引が前提となるため、自己資金以上の損失を抱えてしまうリスクがあります。
損失額が証拠金を超えてしまうと「追証(おいしょう)」といって追加入金が求められてしまうため、投資家であれば絶対避けたいところです。このデメリットへの対処法としては、「徹底した損切り」が重要になると言われています。
2. レバレッジによる大きな損失の可能性
CFDは「レバレッジをかけて資金効率を高められる」というメリットがある一方で、大きな損失を生むリスクもあります。レバレッジとは、証拠金を用いて自己資金の何倍もの取引を行う仕組みです。
例えば、レバレッジ10倍で取引する場合、1万円の証拠金で10万円分の取引を行うことができますが、それだけ損失も大きくなる可能性があるのです。
3. 長期投資には向いていない
短期で利益を狙うのが得意なCFDですが、一方で長期投資には適していないと言われています。レバレッジがかかっているため、通常の投資よりも「価格の変動」が大きくなってしまうからです。
そのため、長期投資でゆっくり資産形成をしようという場合には、他の投資方法を選んだ方が良いかもしれません。
4. リスク管理の難しさ
CFD取引では、リスクコントロールに細心の注意を払う必要があります。特に初心者の場合、適切なリスク管理ができずに大きな損失を被るケースがあるようです。
このため、CFD取引を始める前には、リスク管理の方法をしっかりと学ぶことが求められます。
5. 銘柄選択の難しさ
CFDでは、株式だけでなく、株式指数や金、原油などのコモディティにも間接的に投資が可能です。これは一見メリットのようですが、「銘柄が多すぎて、どれを取引すればいいか迷う」というデメリットも指摘されています。
特に初心者にとっては、この選択肢の多さが混乱を招く原因になることもあるようです。
CFDに関する誤解や悪評
「ギャンブルのようなもの」という誤解
CFDは「ギャンブルのようなもの」と誤解されることがあります。確かにレバレッジ取引によるリスクはありますが、適切な知識とリスク管理があれば、投資ツールとして活用することが可能です。
完全なギャンブルとは異なり、市場分析やトレンド予測などの要素が重要な投資手法であることをお忘れなく。
「必ず大きな損失が出る」という誤解
CFDで「必ず大きな損失が出る」という認識も誤解です。確かにリスクはありますが、適切なリスク管理と戦略があれば、損失を最小限に抑えることは可能です。ロスカットのルールやリスク管理を徹底することで、持続可能な取引を行うことができます。
「やめとけ」という助言の背景
ネットの口コミで「CFDはやめとけ」という助言を見かけることがありますが、これは多くの場合、以下のような背景から来ています。
- 実際に大きな損失を経験した人の警告
- リスク管理の重要性を強調したい人の極端な表現
- 適切な知識なしに始めることへの注意喚起
これらは確かに重要な警告ですが、完全にCFDをやめるべきという意味ではなく、「十分な準備なしに始めるべきではない」という意味合いが強いようです。
CFD取引の”やばくない”メリット
CFDにはネガティブな評判だけでなく、多くのメリットや利点も存在します。以下では、CFDのポジティブな側面を紹介します。
1. レバレッジによる資金効率の向上
CFDでは、レバレッジをかけることで資金効率を高めることができます。少額の資金から始められるため、投資初心者や資金に限りがある方にとっては、おすすめできる投資方法と言えるでしょう。
2. 下落相場でも利益を狙える
CFDの大きな特徴として、下落相場でも利益を狙えるという点があります。従来の株式投資では、市場が下落すると損失を被ることが多いですが、CFDでは「売り」からポジションを取ることができるため、下落局面でも利益を得るチャンスがあります。
3. 投資対象が豊富で取引チャンスが多い
CFDは、株式だけでなく、株式指数や金、原油などのコモディティにも間接的に投資が可能です。投資対象が多いということはそれだけ、取引の幅が広がりますし、株式や株価指数が低迷していても、他の商品が好調であればカバーすることもできます。
4. ほぼ24時間取引が可能
CFDでは、ほぼ24時間取引ができるというメリットがあります。時間を気にせず、じっくり取引できるため、日中の仕事や他の活動に忙しい方にとっても、投資の機会を逃さずに済みます。
5. デモ口座で練習できる
多くのCFD取引業者はデモ口座を提供しています。実際の資金を使わずに練習できるため、初心者でも安心して取引の経験を積むことができます。これにより、実際の取引前にリスク管理や戦略を学ぶことが可能です。
6. 取引手数料が基本的に無料
CFD取引では、多くの場合、取引手数料が無料です。ただし、スプレッド(買値と売値の差)が発生するため、これが実質的なコストとなります。それでも、一般的な株式取引と比較すると、コスト面で有利な場合が多いと言えます。
CFD取引で成功するためのポイント
CFD取引で成功するためには、以下のポイントが重要です。
1. 適切なリスク管理
CFD取引では、何よりもリスク管理が重要です。具体的には:
- 投資可能な資金の範囲内でトレードする
- 損切りラインを明確に設定する
- 全資産の一部だけをCFD取引に充てる
- レバレッジを適切に管理する
2. デモ口座での練習
実際の資金を投入する前に、デモ口座で十分に練習することが大切です。これにより、取引の仕組みやリスク管理の方法を学ぶことができます。
3. 信頼できる証券会社の選択
CFD取引を提供している証券会社は多数ありますが、その中でも信頼性が高く、手数料やサポートが充実した会社を選ぶことが重要です。例えば、以下のような会社が日本で人気があります。
- GMOクリック証券
- SBI証券
- 楽天証券
- IG証券
4. 継続的な学習と情報収集
市場は常に変化しているため、継続的な学習と情報収集が不可欠です。経済ニュースや市場動向をチェックし、投資判断に活かしましょう。
CFD取引の具体的なリスクは何?
CFD(差金決済取引)の具体的なリスクについて、以下に詳しく解説します。
1. 価格変動リスク
CFD取引は、原資産(株式、指数、コモディティなど)の価格変動に基づいて利益や損失が発生します。そのため、予想と反対方向に価格が動いた場合、大きな損失を被る可能性があります。特に急激な価格変動が起こると、損失額が証拠金を超えることもあります。
2. レバレッジによるリスク
CFDはレバレッジを利用して少額の資金で大きな取引が可能ですが、その分リスクも増大します。例えば、レバレッジ倍率が高いほど、小さな価格変動でも損失額が大きくなる可能性があります。このため、適切なリスク管理が求められます。
3. 追証(おいしょう)リスク
CFDでは、損失が証拠金を上回った場合、追加で資金を入金する必要があります(追証)。これは投資家にとって大きな負担となるため、特に初心者には注意が必要です。
4. ロスカットリスク
証券会社は、証拠金維持率が一定水準を下回った場合、自動的にポジションを決済する「ロスカット」を実行します。ただし、市場の急変動時にはロスカットが間に合わず、さらに損失が拡大する可能性があります。
5. 流動性リスク
原資産の流動性が低下すると、取引が成立しない、または希望する価格で約定できないリスクがあります。特に市場の混乱時には、このリスクが顕著になります。
6. スリッページのリスク
注文した価格と実際に取引が成立する価格(約定価格)が異なる「スリッページ」が発生することがあります。特に相場が急激に変動する際や通信環境の影響で、この現象が起こりやすくなります。
7. 為替リスク
外貨建てのCFDを取引する場合、新規注文時と決済時の為替レートの変動によって損失を被る可能性があります。為替市場の影響を受けやすい点も注意点です。
8. コスト関連のリスク
CFDではスプレッド(買値と売値の差)が取引コストとなります。このスプレッドは固定ではなく変動することが多いため、コスト計算が難しい場合があります。また、ポジションを長期間保有すると発生する「調整金」などもコストとして考慮する必要があります。
9. 情報不足によるリスク
CFDでは多種多様な銘柄を取引できますが、一部の銘柄については情報収集が難しい場合があります。特に新興国市場や知名度の低い企業株式などでは、この問題が顕著です。
リスクへの対処法
- 適切なレバレッジ設定
高すぎるレバレッジを避け、自分の資金状況に合った倍率で取引を行うことが重要です。 - 損切りルールの徹底
損失を最小限に抑えるため、「一定以上の損失が出たらポジションを閉じる」というルールを設定しましょう。 - 余裕資金で運用
CFD取引には元本割れや追証のリスクがあるため、生活費などには手をつけず余裕資金のみで運用することを推奨します。 - デモ口座で練習
実際のお金を使う前にデモ口座で取引経験を積むことで、市場やツールへの理解を深められます。 - 信頼できる証券会社選び
信頼性やサポート体制が整った証券会社を選ぶことで、不測の事態にも対応しやすくなります。 - 情報収集と学習
投資対象や市場について十分な情報収集を行い、常に最新の知識をアップデートしましょう。
CFD取引には多くのメリットがありますが、その一方で「元本以上の損失」「ロスカット」「流動性不足」など、多様なリスクも伴います。ただし、これらは適切な準備と管理によって軽減可能です。初心者の場合は特に慎重さと学習意欲を持って取り組むことが重要と言えるでしょう。
他の投資商品と比べてCFDのメリットは何?
CFD(差金決済取引)は、他の投資商品と比較して以下のようなメリットがあります。
1. レバレッジによる資金効率の向上
CFDでは、少額の証拠金で大きな取引が可能です。例えば、レバレッジ10倍の場合、1万円の資金で10万円分の取引ができます。この仕組みにより、少ない資金で効率的に利益を狙うことが可能です。
2. 下落相場でも利益を狙える
CFDは「売り」から取引を始めることができるため、価格が下落する局面でも利益を得るチャンスがあります。株式やETFなどでは基本的に価格が上昇しないと利益を得られませんが、CFDでは相場の上下どちらでも取引機会を得られる点が大きな特徴です。
3. 投資対象が非常に多様
CFDは株式だけでなく、株価指数(例:日経225やS&P500)、コモディティ(金や原油など)、外国為替(FX)、さらには海外株式など幅広い金融商品に投資できます。これにより、異なる市場や資産クラスへの分散投資が容易になります。
4. ほぼ24時間取引可能
多くのCFD銘柄は平日ほぼ24時間取引可能です。これにより、昼間仕事をしている人でも夜間に取引できるなど、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な投資が可能です。一方、株式市場やETFは市場の開場時間に制限されます。
5. 手数料が基本的に無料
CFDでは多くの場合、取引手数料がかかりません。代わりにスプレッド(買値と売値の差)が実質的なコストとなります。また、株式やETFと比べて運用管理費用(信託報酬)なども発生しないため、コスト面で有利です。
6. 取引期限がない
先物取引とは異なり、CFDには取引期限がありません。そのため、自分のタイミングでポジションを保有し続けることができます。ただし、長期保有の場合は調整金(スワップポイント)が発生する場合があります。
7. デモ口座で練習可能
多くの証券会社ではデモ口座を提供しており、本番さながらの環境でリスクなく練習できます。初心者でも安心して取引スキルを磨くことが可能です。
他の投資商品との比較
特徴 | CFD | 株式投資 | ETF | FX |
---|---|---|---|---|
レバレッジ | 高い(最大10倍以上) | なし | 基本なし(レバレッジ型あり) | 高い(最大25倍) |
売りから開始 | 可能 | 不可 | 一部可能(インバース型ETF) | 可能 |
投資対象 | 幅広い(株式、指数、商品等) | 株式のみ | 株価指数や商品など | 外国為替のみ |
取引時間 | 平日ほぼ24時間 | 市場開場時間内のみ | 市場開場時間内のみ | 平日ほぼ24時間 |
手数料 | 基本無料(スプレッドあり) | 売買手数料あり | 売買手数料+信託報酬 | 基本無料(スプレッドあり) |
初心者向け | デモ口座あり | 初心者向け講座あり | 初心者向け講座あり | デモ口座あり |
CFDは、短期的な利益を狙いたい人や、多様な金融商品へのアクセスを求める人にとって非常に魅力的な選択肢です。特にレバレッジや「売り」から始められる仕組みは他の商品にはない大きなメリットと言えます。ただし、その一方でリスク管理が重要になるため、自分のリスク許容度や投資目的に応じて活用することが大切です。
CFD取引におすすめの証券会社
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、手数料、取引ツール、取扱商品のバランスがとれたCFDサービスを提供しています。「店頭CFD取引金額シェア」は国内1位の実績を誇っており、安心感があります。
特に「有名な企業や株価指数を取引したい」「手数料をなるべく抑えたい」「自分にあった取引ツールを選びたい」「デモ口座で練習をしてから取引を始めたい」と考えている方にはおすすめです。
楽天証券
楽天証券のCFDは、世界で最もメジャーな取引ツールであるMT4を使って取引をすることが可能です。MT4は豊富な拡張性や機能、チャートツールを使って高度な取引をすることができる点が特徴です。
また、取引手数料が無料であることや、デモ口座が使えること、初心者向けの無料セミナーや入門講座が充実していることなども魅力です。ただし、他社と比べると取扱銘柄が少ないという欠点もあります。
IG証券
IG証券のCFDでは、株式、株価指数、外国為替、商品(コモディティ)など17,000種類以上の銘柄を、1つの取引システムで取引することができます。取扱銘柄の豊富さが特徴で、多様な市場にアクセスしたい投資家に適しています。
CFD取引の現状と今後
CFD取引は近年、日本でも注目を集めている金融商品です。特に、少額から始められる点や、下落相場でも利益を狙える点が魅力とされています。
今後も、金融テクノロジーの発展や投資教育の普及により、CFD取引はより身近になっていくと予想されます。ただし、その一方でリスク管理の重要性も高まっており、投資家はより一層の知識と準備が求められるでしょう。
結論:CFDは”やばい”のか?
CFDが「やばい」と評価される背景には、確かにリスクの大きさがあります。特に、元本以上の損失が出る可能性(追証リスク)や、レバレッジによる大きな損失のリスクは、投資初心者にとっては警戒すべき点です。
しかし、これらのリスクを適切に管理し、CFDの特性を理解した上で取引を行えば、CFDはむしろ「やばくない」投資ツールとして活用できる可能性があります。
適切な知識、リスク管理、実践経験を積むことで、CFDのメリットを享受しながら、リスクを最小限に抑えることは可能です。特に、少額からでも始められる点や、下落相場でも利益を狙える点は、他の投資方法にはない大きな利点と言えるでしょう。
最終的には、「CFDはやばい」というネガティブな評判は、多くの場合、準備不足や知識不足から生じていると考えられます。十分な学習と準備、そして適切なリスク管理を行えば、CFDはおすすめできる投資手法の一つとなり得るのです。
おわりに
CFD取引は、メリットとデメリットを併せ持つ投資手法です。「やばい」という評判もありますが、それは主にリスク面を強調した見方であり、適切な知識と準備があれば、十分に活用できる投資ツールと言えます。
投資を始める前には、自分の投資目的やリスク許容度を考慮し、十分な学習と準備を行いましょう。そして、デモ口座で練習を重ね、少額から始めることで、CFDの特性を理解しながら、徐々に取引スキルを磨いていくことが大切です。
最後に、投資は自己責任で行うものです。どんな投資方法にもリスクはつきものですが、それを理解した上で、自分に合った投資手法を選択することが、長期的な資産形成には重要です。
参考情報:CFD取引の税金について
CFD取引で利益が出た場合は、基本的に雑所得として課税されます。一方、損失が出た場合は、FX等との損益通算が可能となります。
原則としてCFD取引で利益が出た場合は、確定申告をして納税する必要があります。税率は利益の大きさに関係なく20.315%で、1年間で一定以上の利益が発生した場合は確定申告を行って納税する義務があります。
損失が出た場合は、例えばCFD取引で発生した損失をFXで発生した利益と通算することで、その分だけ税金を減らすことができます。また、損益通算してもマイナスになった場合、確定申告を行うことで最長3年間に渡り損失を繰り越して控除することができます。
税金に関しては、最新の情報を確認するか、専門家に相談することをおすすめします。
