THEOに「NISA調整機能」が追加、資産運用と税制優遇の“いいとこ取り”が可能に


資産運用のデジタルサービス「THEO(テオ)」に新機能「NISA調整機能」が追加
資産運用のデジタルサービス「THEO(テオ)」を提供する株式会社お金のデザインは、2025年3月28日に新機能「NISA調整機能」をリリースしました。この機能は、2024年から刷新された「新しいNISA制度」に対応しており、非課税の投資メリットを活かしながら、THEOならではの自動ポートフォリオ調整が可能になります。
THEOは、AIを活用して利用者のライフステージや年齢に応じた最適な資産配分を自動で行う「おまかせ資産運用」サービス。これまでTHEOの利用者からは「新NISAを活用したい」という声が多く寄せられていました。今回の新機能追加により、THEO投信をNISA口座で購入・連携することで、税制優遇を活かしつつ、資産運用をより効率的に行えるようになります。
NISA調整機能とは?3つの注目ポイント
今回発表された「NISA調整機能」は、従来のTHEOの強みに、新NISAの非課税制度を組み合わせた形で設計されています。機能のポイントを3つに分けて解説します。
① 新NISAの非課税メリットを最大活用できる
THEOが提供する投資信託「THEOグロース・AIファンド」は、新NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」どちらにも対応。SMBC日興証券やマネックス証券などのNISA口座でこの投資信託を購入すれば、運用益が非課税になる恩恵を受けられます。
これにより、これまで課税口座で運用していたTHEOユーザーも、NISA制度を活用することで税金面での大きなメリットを得られるようになりました。
② THEOとNISA口座をまとめて管理できる
THEOとNISAで購入したTHEO投信を連携させることで、THEOのマイページ上で資産全体の状態を一括で確認・管理することができます。これまでバラバラに管理していた口座や資産情報を一元化できることで、投資初心者でも運用状況を把握しやすくなります。
また、THEO側がNISA口座の資産状況も加味して、全体のバランスを調整してくれるため、自分で複雑な調整をする必要もありません。
③ 自動で資産全体を“最適化”してくれる
THEO最大の魅力は、年齢や市場環境に応じてポートフォリオを自動で調整してくれる機能。この強みは、NISA投資でも健在です。
連携されたTHEO投信の資産情報を踏まえ、THEO全体で資産配分のバランスを取り直すことで、リスクとリターンのバランスが最適になるよう調整が行われます。これは、自分で投資を行う場合には非常に難しい工程であり、投資初心者にとっては特に大きな助けとなるでしょう。
投資初心者にとっての“安心感”も提供
THEOは、運用中のポートフォリオを自動でメンテナンスしてくれるため、市場変動によってバランスが崩れた際にもユーザーの手間は不要です。また、年齢に応じてリスク耐性が下がる場合には、自然にリスクレベルを下げるような調整も自動で行ってくれます。
特にインフレに対して耐性を高める資産配分を組み入れるなど、長期的な視点でも信頼できる仕組みが備わっており、「長く使えるおまかせ運用」としての地位をより強固にしています。
利用には「THEO投信」と対応証券口座が必要
NISA調整機能を利用するためには、THEOの口座を開設するだけでなく、対応証券会社(現在はSMBC日興証券、マネックス証券)にてTHEO投信を購入する必要があります。今後は連携可能な金融機関の拡大も予定されており、より多くの投資家がこの機能を利用できるようになる見込みです。
新NISA時代の“スマート投資”を後押し
新NISA制度の登場により、投資を始めるハードルは格段に下がっています。しかし、「何を買えばいいか」「どう運用すればいいか」が分からず、踏み出せない人も多いのが現実。そうした中、THEOのNISA調整機能は、投資の知識が少ない人でも安心して一歩を踏み出せる「スマート投資」の道しるべとなるでしょう。
今後、資産運用と税制優遇の“いいとこ取り”をしたいと考える若年層からの支持がますます高まりそうです。
