「micro米国株」をmoomoo証券が取り扱い開始

「micro米国株」をmoomoo証券が取り扱い開始
ライター:関野 良和

「micro米国株」とは?

moomoo証券株式会社は、2025年2月5日より「micro米国株」取引サービスを開始すると発表した。本サービスでは、1株未満(0.0001株単位)から米国株を購入でき、1ドル(約155円)という少額からの投資が可能となる。

これまで米国株は1株単位で売買するのが一般的だったが、テスラやエヌビディアといった人気銘柄は1株数百ドル以上することもあり、個人投資家にとってはハードルが高かった。moomoo証券の「micro米国株」を利用すれば、こうした高額銘柄にも手軽に投資できる。

また、moomoo証券のNISA口座を利用することで、米国株の取引手数料が0円となり、よりコストを抑えた投資が可能となる。

  • moomoo証券が業界初の「micro米国株」取引サービスを開始
  • 1株未満・1ドル(約155円)から米国株投資が可能に
  • NISA口座なら米国株の取引手数料が0円

「micro米国株」をmoomoo証券が取り扱い開始

テスラやエヌビディアも1ドルから「micro米国株」の概要

項目 内容
サービス名 micro米国株(端株取引)
提供会社 moomoo証券株式会社
開始日 2025年2月5日 23:30~
最小購入単位 0.0001株
最小投資額 1ドル(約155円)
取扱銘柄 約2,500銘柄(アマゾン、テスラ、エヌビディアなど)
取引時間 米国市場の立会時間中
NISA口座 取引手数料0円

「micro米国株」のメリット

  • 少額から投資可能で、米国の人気銘柄に手が届く
    1ドル(約155円)から投資できるため、テスラやエヌビディアといった高額銘柄にも少額で投資できる。
  • 分散投資が容易になる
    少額から幅広い銘柄に分散投資できるため、リスク管理のしやすいポートフォリオを構築しやすくなる。
  • 配当金の再投資が可能
    端株単位で取引できるため、配当金を効率よく再投資し、複利効果を活用しやすい。

「micro米国株」がおすすめな人

  • NISAを活用しながら米国株に投資したい人
    moomoo証券のNISA口座を利用すれば、取引手数料が無料になり、コストを抑えて米国株投資ができる。
  • 少額から米国株投資を始めたい初心者
    1ドルからの投資が可能なため、米国株投資を始めるハードルが大幅に下がる。
  • 分散投資を考えている投資家
    複数の銘柄に分散投資しやすく、リスクを軽減しながら資産形成を行える。

「micro米国株」のデメリット

  • 株価変動リスクは変わらない
    1ドルから投資できるとはいえ、株価の変動リスクは従来の株式投資と変わらないため、慎重な判断が必要。
  • 売買時にスプレッド(価格差)が発生する可能性
    端株取引のため、リアルタイム価格ではなくスプレッドを考慮した価格での売買となる可能性がある。
  • 配当が少額になる
    少額投資の場合、受け取れる配当金もごくわずかになるため、配当目的の投資には適さない場合がある。

「micro米国株」をおすすめしない人

  • 短期間で大きな利益を求める人
    少額投資では大きなリターンを得るまでに時間がかかるため、短期トレード志向の投資家には向かない。
  • 配当目的の投資を考えている人
    1ドル単位の投資では配当収入はごくわずかになり、インカムゲイン(配当収入)を狙うには不向き。
  • リアルタイムの価格で取引したい人
    端株取引ではスプレッドが発生する可能性があるため、正確な株価で取引をしたい人には適さない場合がある。

「micro米国株」の使い方

  1. moomoo証券の口座を開設
    公式サイトまたはアプリから口座開設を申し込み、本人確認を行う。
  2. 口座に資金を入金
    銀行振込やクイック入金を利用して、取引に必要な資金を入れる。
  3. アプリで「micro米国株」を選択
    moomooアプリを最新バージョンにアップデートし、「micro米国株」対応銘柄を検索。
  4. 投資額を指定して注文
    銘柄を選び、投資金額(1ドル以上)を指定して注文を確定。
  5. 取引状況を確認し、必要に応じて追加投資
    保有銘柄の値動きを確認しながら、分散投資や追加投資を行う。

【まとめ】moomoo証券の「micro米国株」は少額投資の新たな選択肢

moomoo証券の「micro米国株」は、1ドルから米国株に投資できる画期的なサービスだ。特に、新NISAを活用した少額投資や分散投資を考えている個人投資家にとって、大きなメリットがある。

一方で、少額投資であるがゆえのデメリットや、端株取引特有の注意点もあるため、利用する際は慎重な検討が必要だ。

とはいえ、「まずは米国株投資を始めてみたい!」という人にとっては、手軽に一歩を踏み出せる絶好の機会となるだろう。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としている。 港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。
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