「ローンデジタルプラットフォーム®」を三十三銀行が採用
SMBCコンシューマーファイナンスとNTTデータが三十三銀行に「ローンデジタルプラットフォーム®」を提供
三十三銀行でローン業務のデジタル化を推進し、顧客体験と業務効率化を図る新サービス
2024年9月5日、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(SMBCCF)とNTTデータは、三十三銀行に向けた「ローンデジタルプラットフォーム®」の提供を開始しました。このサービスは、個人向けローンの申し込みから契約までを完全にデジタル化することを目指しており、顧客の利便性向上や事務処理の効率化に寄与します。三十三銀行は、これによりローン業務の効率化を進め、将来的には他の商品にも展開していく予定です。また、業界初の複数金融機関と複数保証会社間の審査自動化や、スマートフォン一台で完結する申し込みプロセスの提供が特徴です。今後も、さらなる機能拡張を進めていくとしています。
このニュースのポイント
- SMBCコンシューマーファイナンスとNTTデータが三十三銀行に新たなデジタルローンプラットフォームを提供。
- 申し込みから契約まで全てWeb上で完結、顧客の利便性が向上。
- 複数金融機関・保証会社間の審査プロセスを自動化、業務効率を大幅に改善。
- 今後、さらなる機能拡張や他の商品への展開も予定。
ローンデジタルプラットフォーム採用の背景
銀行業界では、ローン業務のデジタル化が急速に進んでいます。従来の電話や郵送、FAXを使用した手続きでは、時間やコストの面で課題が多く、顧客にとっても不便でした。このような背景から、金融機関は新しいテクノロジーを活用し、業務の効率化と顧客体験の向上を目指しています。SMBCコンシューマーファイナンスとNTTデータが共同で提供する「ローンデジタルプラットフォーム®」は、個人ローンの申し込みから契約までをデジタル化し、これらの課題を解決することを目指しています。
「ローンデジタルプラットフォーム」は、Web上で個人ローンの申し込みから契約までを完結させるだけでなく、複数の金融機関や保証会社間での審査を自動化します。また、UI/UXの改善によって、申込途中での顧客離脱を防ぎ、最終的な成約率向上にもつながります。さらに、eKYC技術を活用したスマートフォンによる本人確認を標準搭載し、顧客の利便性をさらに向上させる設計です。
ローンデジタルプラットフォームのメリット
- 顧客の利便性向上
スマートフォン一台でローンの申し込みから契約までが完結し、手続きが簡便になる点が顧客にとって大きなメリットです。 - 業務効率の改善
複数の保証会社間での審査プロセスが自動化されるため、金融機関の事務処理が迅速化し、コスト削減にもつながります。 - 成約率向上
UI/UXの改善により、申込フォームでの途中離脱が減少し、最終的なローン成約率の向上が期待されます。
ローンデジタルプラットフォームのデメリット
- 初期導入コスト
新しいプラットフォームの導入に際して、金融機関は一定の初期コストを負担する可能性があります。 - テクノロジーへの依存
システム障害やセキュリティリスクが発生した場合、顧客への影響が大きくなる恐れがあります。 - 顧客層の制約
高齢者などのデジタルデバイスに慣れていない顧客にとっては、新しいシステムに適応するのが難しい場合があります。
従来の煩雑な手続きをデジタル化
この「ローンデジタルプラットフォーム®」の導入は、金融業界にとって大きな進展です。従来の煩雑な手続きをデジタル化することは、銀行にとって業務効率の向上をもたらし、顧客にとっても利便性の向上につながるでしょう。しかし、技術依存が高まることで、システム障害やサイバーセキュリティのリスクも懸念されます。特に、デジタル技術に不慣れな高齢者層など、全ての顧客がこのプラットフォームを利用できるわけではないため、サポート体制の充実が必要です。 このようなデジタルプラットフォームがあれば、手続きをスムーズに進めることがでるようになるでしょう。特に、スマートフォンで完結するという点は、忙しい現代の生活にマッチしており、今後の普及が期待されます。