FCPのペット保険は”最悪”と悪い評判がネットの口コミで書かれているのはなぜ?

FCPのペット保険は”最悪”と悪い評判がネットの口コミで書かれているのはなぜ?
ライター:関野 良和

FPCのペット保険は本当に”最悪”なのか?口コミと評判から真相を探る

FPCのペット保険についてネットの口コミや評判から真相を掘り下げてみました。インターネット上では「最悪」という厳しい評価も見られる一方、高い評価も数多く存在しています。この記事では、FPC(株式会社FPC)が提供するペット保険の実態について、様々な視点から検証していきます。

FPCのペット保険の概要と特徴

FPCは「フリーペットほけん」「ペットほけんフィット」「ペットほけんマックス」「入院・手術ペット保険スーパー」という4種類のペット保険商品を提供しており、それぞれ特徴が異なります。まずはこれらの商品についての基本情報を確認しておきましょう。

FPCのペット保険ラインナップ

FPCのペット保険は、通院・入院・手術をカバーするフルカバー型の商品が3種類と、入院・手術に特化した商品が1種類あります。

1. フリーペットほけん

  • 加入上限年齢:9歳未満
  • 補償割合:70%、50%から選択可能
  • 年間補償限度額:通院37.5万円、入院37.5万円、手術10万円
  • 年間補償限度日数:通院30日、入院3回、手術1回
  • 月額保険料の例(小型犬、70%補償の場合):4歳以下で1,950円、5~8歳で2,930円

2. ペットほけんフィット(2024年8月登場)

  • 加入上限年齢:7歳未満
  • 補償割合:90%、70%、50%から選択可能
  • 年間補償限度額:通院・入院・手術合計で100万円
  • 1日あたりの補償限度額:無制限(年間補償限度額まで)
  • 年間補償限度日数:無制限(年間補償限度額まで)
  • 月額保険料の例(小型犬、70%補償の場合):4歳以下で1,550円、5~8歳で2,180円

3. ペットほけんマックス(2024年8月登場)

  • 加入上限年齢:7歳未満
  • 補償割合:90%、70%、50%から選択可能
  • 年間補償限度額:通院60万円、入院60万円、手術60万円(合計180万円)
  • 1日あたりの補償限度額:無制限(年間補償限度額まで)
  • 年間補償限度日数:無制限(年間補償限度額まで)
  • 月額保険料の例(小型犬、70%補償の場合):4歳以下で1,560円、5~8歳で2,200円

4. 入院・手術ペット保険スーパー

  • 通院補償なし
  • 入院・手術に特化したプラン

FPCペット保険の一般的な特徴

どの商品にも共通する特徴として、以下のような点が挙げられています。

  • 免責金額の設定がなく、少額の診療費でも補償対象
  • アプリで保険金請求が可能
  • お手頃な保険料設計
  • 「価格.com保険アワード」ペット保険の部で4年連続1位(2020年版~2023年版)を獲得

また、2025年3月には関西電力株式会社が「かんでん保険 ペット保険プラン」の愛称でFPCのペット保険「ペットほけんフィット」の取扱いを開始したことも発表されています。これは、FPCの保険商品の信頼性が認められている証と言えるかもしれません。

FPCペット保険に対する悪い評判・口コミ

インターネット上で見られるFPCペット保険に対する悪い評判や口コミを検証していきましょう。具体的にどのような不満や問題点が指摘されているのでしょうか。

保険金支払いに関する不満

「みん評」などの口コミサイトでは、保険金の支払いに関する不満が複数見られます。

支払いの遅延や手続きの問題 ある口コミでは、「支払いは原則30日以内とされてますが、初めて請求した時は30日経過する2日前にいきなり電話があり、初めての請求なので動物病院に確認が必要になり30日以内に支払えませんと言われました」と記載されています。

この場合、FPCから動物病院への確認連絡が遅れたことで支払いが遅延してしまったようです。また、問い合わせ窓口の営業時間が短いことやウェブサイトからの問い合わせへの返信が3営業日かかることなど、対応の遅さを指摘する声もあります。

疾病の解釈と補償範囲に関する問題

最も多く指摘されている問題点は、疾病の解釈と補償範囲に関するものです。

過去の症状と新たな病気の関連付け ある飼い主は、加入前にストレス性膀胱炎(FIC)でサプリをもらったことがあり、加入後に発症した細菌性膀胱炎(UTI)について請求したところ、両方とも「尿路疾患」として一括りにされ、条件付きでの契約になると言われたと報告しています。

この例では、「過去に何の病気にかかっていなくても加入後に新しく罹る病気に直接つながらない症状・行動が過去に何かしらあれば、条件付きでの加入・そして更新時には条件付きでの更新となる」というリスクが指摘されています。

同様に、「ストレスで一部毛が禿げてしまって診察を受けたことが過去にある場合、今後はじめて細菌性による皮膚炎や皮膚がんになってしまったとしも、皮膚関連はすべて条件付きになるので保険金下りません」という例も挙げられています。

更新時の補償打ち切りに関する問題

もう一つの大きな問題として指摘されているのが、継続治療中の疾病について更新時に補償が打ち切られるケースです。

継続治療中の疾病への対応 複数の口コミで、継続治療中の疾病について次年度の更新時に「特定傷病等不担保特約条項」が適用され、その病気に対する保険金が支払われなくなるという事態が報告されています。

ある飼い主は「継続治療していると、その疾病に対して次年度から保険金が払えなくなると突然電話がかかってきて、その病気に対する保険対応が終わってしまう」と記しています。

また別の飼い主は、8年前から契約し2年前に糖尿病になった犬について、突然「今度の更新の時に『特定傷病等不担保特約条項』の適用によって、糖尿病治療については保険金の支払いはなしとなるかもしれない」と電話で告げられたと報告しています。

この飼い主は「困ったものをお互いに助けあう目的の保険ではないのか。そのため加入者は無駄になりそうでも毎年保険料を払っているのではないか」と疑問を呈しています。

FPCペット保険に対する良い評判・口コミ

一方で、FPCのペット保険には多くの良い評判や口コミも存在します。それらの内容を詳しく見ていきましょう。

保険料の手頃さに関する評価

FPCのペット保険は、保険料の手頃さについて高い評価を受けています。

他社と比較して安い保険料 「保険料がほかの保険会社と比べて圧倒的に安く、1歳ごとではなくある程度の範囲で、保険料が変わっていくのが魅力でした」という口コミがあります。

また、「50%の補償にしていますが、保険料が他社よりも安価です」「補償の内容と保険料のバランスを見ても安価なのでありがたい」といった声も見られます。

特に評価されているのは、高齢になってからの保険料上昇が緩やかである点です。「FPCのペット保険では保険料が毎年上がるのではなく、年齢区分ごとに設定されているので、高齢になってからも比較的抑えられた保険料で継続できる」と説明されています。

補償内容の充実度に関する評価

FPCのペット保険は、補償内容についても良い評価を受けています。

免責金額がない点が評価されている 「病院での支払い金額が少なくても、免責金額がないため保険金が支払われます」という声があります。これにより、少額の診療費でも請求可能で、気兼ねなく動物病院に通えるというメリットが強調されています。

「飼い犬はお薬が欠かせない病気ですが、毎回補償してもらえるので気兼ねなく動物病院に通うことができています」という口コミも見られます。

補償と保険料のバランスの良さ 「金額、補償内容も充実してるので、こちらの保険会社でよかったと思う」という総合的な評価もあります。

特に新しい「ペットほけんフィット」と「ペットほけんマックス」では、年間補償限度額の範囲内であれば日数や回数の制限なく補償されるという特徴が評価されています。

請求手続きの簡便さに関する評価

請求手続きの簡便さについても、良い評価が多く見られます。

アプリでの請求の便利さ 「手続き方法は簡単でわかりやすいです。アプリも便利でいいと思いました」という声があります。

また、「初めての請求時はスムーズに手続きが出来るか不安でしたが、アプリから申請して振り込みまでも簡易でした」という報告もあります。

領収書送付の簡便さ 「保険金請求も領収書を送付するだけで簡単で、ある程度の期間分まとめて請求できるので、手間を感じなかったです」という口コミもあります。

対応の良さに関する評価

カスタマーサポートの対応についても、良い評価が見られます。

サポート対応の丁寧さ 「何かあればすぐに連絡がきて対応してくれたので、よかったです」という声があります。

また、「分からなければとりあえず申請すれば判断してくれるので、それも助かります」という報告もあります。

悪い評判は誤解から生じている可能性

FPCのペット保険に対する悪い評判の中には、誤解や認識不足から生じている可能性があるものも見られます。ここではそれらについて検証していきます。

ペット保険の基本的な仕組みに関する誤解

ペット保険は基本的に1年ごとの契約であり、更新時に条件が変更される可能性があるという点は、FPC特有ではなく業界共通の仕組みです。

1年ごとの契約更新の性質 ある口コミでは「犬の場合は1年毎の契約となるそうで新規の扱いと同じになるようだ。人間の場合は途中で打ち切られるという話が聞こえてこないのは、人間の場合は10年とか生涯の契約だからだそうだ」と記されています。

この点について、消費者相談所に確認したところ、ペット保険は基本的に1年契約であるため、更新時に条件が変わる可能性があるという説明を受けたようです。

つまり、継続治療中の疾病について更新時に補償が打ち切られる可能性があるのは、FPCに限った問題ではなく、ペット保険全般に共通する特性と言えるかもしれません。

告知義務に関する誤解

保険加入時の告知義務についても、誤解が見られます。

過去の診察歴の告知 ある飼い主は「加入する前にカスタマーサポートに尋ねたところ、ただの健康診断等で特別病気と診断されていなければ必要ないと言われたので何も記入しませんでした」と述べています。

しかし、過去にストレス性膀胱炎(FIC)と言われてサプリをもらった経験があったことから、実際には告知が必要だったと後に判明しています。

この例では、「健康診断」と「病気の診断」の境界があいまいだったことが問題となっています。飼い主は「健康なネコによくある原因不明の症状」と認識していましたが、保険会社は「尿路疾患」として扱ったようです。

同系統の疾患に関する解釈の違い

同じ部位や系統に関連する疾患については、新たな病気であっても関連性があると判断される場合があるという点も、誤解を生じさせる要因となっています。

疾患のカテゴリ化 「尿路疾患」「皮膚疾患」などのように、広いカテゴリで疾患をグループ化し、同じカテゴリ内の異なる病気も関連性があると判断されることがあります。

これについても、FPC特有の方針ではなく、多くのペット保険会社が採用している考え方である可能性が高いと考えられます。

FPCペット保険の真相:強みと弱み

これまでの口コミや評判を総合的に分析すると、FPCのペット保険には明確な強みと弱みがあることがわかります。

FPCペット保険の強み

1. 保険料の手頃さとシンプルな料金設計 FPCのペット保険は、多くの口コミで保険料の手頃さが評価されています。特に、高齢になってからの保険料上昇が緩やかであるという点は、長期的に見て大きなメリットとなります。

「価格.com保険アワード」ペット保険の部で4年連続1位(2020年版~2023年版)を獲得しているという事実も、保険料と補償内容のバランスの良さを示していると言えるでしょう。

2. 免責金額がない点 免責金額がないため、少額の診療費でも保険金が支払われる点も強みです。これにより、飼い主は気兼ねなく動物病院に通うことができます。

3. 請求手続きの簡便さ アプリでの請求が可能であることや、領収書の送付だけで簡単に請求できる点も、利便性の高さとして評価されています。

4. 新商品の充実した補償内容 2024年8月に登場した「ペットほけんフィット」と「ペットほけんマックス」では、年間補償限度額の範囲内であれば日数や回数の制限なく補償されるという特徴があります。これにより、より柔軟な保険利用が可能になっています。

FPCペット保険の弱み

1. 更新時の条件変更に関する透明性 継続治療中の疾病について、更新時に「特定傷病等不担保特約条項」が適用され、補償が打ち切られる可能性があるという点は、多くの飼い主にとって不安要素となっています。

この点に関する説明や事前の情報提供が不十分である可能性があり、改善の余地があると言えるでしょう。

2. 疾病の解釈と分類に関する明確性 同じ部位や系統に関連する疾患については、新たな病気であっても関連性があると判断される場合があるという点も、飼い主にとってわかりにくい部分です。

この点についても、より明確な説明と例示があれば、誤解を防ぐことができるでしょう。

3. カスタマーサポートの対応速度 一部の口コミでは、カスタマーサポートの対応の遅さや営業時間の短さが指摘されています。これについては、改善の余地がある部分と言えるでしょう。

誤解を防ぐためのポイント:FPCペット保険を正しく理解する

FPCのペット保険に関する誤解を防ぎ、後悔しない契約をするためのポイントをまとめます。

1. ペット保険の基本的な仕組みを理解する

ペット保険は基本的に1年ごとの契約であり、更新時に条件が変更される可能性があることを理解しておくことが重要です。これはFPC特有の問題ではなく、ペット保険全般に共通する特性です。

人間の医療保険とは異なり、ペット保険は「損害保険」の一種であるため、契約期間は基本的に1年間となっています。そのため、更新のたびに保険会社は契約継続の可否や条件を見直す権利を持っているのです。

2. 告知義務を正確に果たす

保険加入時には、過去の診察歴や症状について正確に告知することが重要です。「健康診断」と思っていた場合でも、何らかの症状があり、薬やサプリメントが処方された場合は、告知が必要な可能性があります。

迷った場合は、積極的に保険会社に確認し、書面で回答をもらうことが望ましいでしょう。また、電話での問い合わせ内容は記録に残しておくことも大切です。

3. 同系統の疾患に関する解釈を理解する

同じ部位や系統に関連する疾患については、新たな病気であっても関連性があると判断される場合があることを理解しておく必要があります。

例えば、「尿路疾患」「皮膚疾患」などの広いカテゴリで疾患がグループ化され、同じカテゴリ内の異なる病気も関連性があると判断されることがあります。このような解釈の仕方は、多くのペット保険会社に共通している可能性があります。

4. 約款を詳細に確認する

契約前には、重要事項説明書や普通保険約款を詳細に確認することが重要です。特に「特定傷病等不担保特約条項」などの条項については、どのような場合に適用されるのかを理解しておく必要があります。

約款の内容に不明点がある場合は、契約前に保険会社に質問し、明確な回答を得ておくことが望ましいでしょう。

Z世代向け:FPCペット保険はやばくない?実態解明

特にZ世代の若い飼い主の方々は、SNSなどで「FPCのペット保険は最悪」「やばい」といった評判を目にする機会も多いかもしれません。そこで、FPCのペット保険が本当に「やばい」のかどうかを客観的に検証してみましょう。

FPCペット保険はやばくない:評価すべき点

結論から言えば、FPCのペット保険は決して「やばい」わけではなく、むしろ多くのおすすめポイントがあります。

1. コストパフォーマンスの高さ FPCのペット保険は、保険料の手頃さと補償内容のバランスの良さが評価されており、「価格.com保険アワード」でも4年連続1位を獲得しています。特に限られた予算で愛ペットを守りたい若い飼い主にとっては、大きな利点と言えるでしょう。

2. アプリ対応などのデジタル対応 スマートフォンのアプリで保険金請求が可能であるなど、デジタルネイティブ世代にとって使いやすい仕組みが整っています。

3. シンプルな保険料設計 年齢区分ごとに保険料が設定されているため、毎年の保険料上昇に悩まされることなく、計画的な家計管理が可能です。

注意すべき点と対策

一方で、注意すべき点もあります。これらを理解し、適切に対応することで、FPCのペット保険を最大限に活用することができるでしょう。

1. 契約内容の十分な理解 ペット保険は基本的に1年契約であり、更新時に条件が変更される可能性があることを理解しておくことが重要です。また、「特定傷病等不担保特約条項」の内容も事前に確認しておくべきでしょう。

2. 正確な告知 過去の診察歴や症状については、些細なことでも正確に告知することが重要です。迷った場合は、保険会社に確認するのが賢明です。

3. 長期的な視点での保険選び ペットの年齢や健康状態、自身の経済状況などを考慮し、長期的な視点で保険を選ぶことが大切です。FPCの場合、特に高齢期の保険料上昇が緩やかであるという点は、長期的に見て有利になる可能性があります。

FPCペット保険の選び方:自分に合った商品を見つけるには

FPCのペット保険の中から、自分のペットや状況に最適な商品を選ぶためのポイントをまとめます。

1. ペットの年齢に応じた選択

ペットの年齢に応じて、最適な商品が異なります。

若齢のペット(7歳未満)の場合 「ペットほけんフィット」や「ペットほけんマックス」が選択肢となります。これらの商品は、年間補償限度額の範囲内であれば日数や回数の制限なく補償されるという特徴があります。

シニア期に近いペット(7歳以上9歳未満)の場合 「フリーペットほけん」が選択肢となります。この商品は、加入上限年齢が9歳未満と設定されているため、シニア期に入ったペットでも加入可能です。

2. 補償範囲と保険料のバランスを考慮

予算と希望する補償範囲のバランスを考慮して選択することが重要です。

通院補償も重視する場合 「フリーペットほけん」「ペットほけんフィット」「ペットほけんマックス」の中から選ぶと良いでしょう。特に通院頻度が高いと予想される場合は、通院補償が充実している商品がおすすめです。

入院・手術に備えたい場合 予算に余裕がない場合や、通院よりも入院・手術に備えたい場合は、「入院・手術ペット保険スーパー」も選択肢となります。

3. 補償割合の選択

FPCのペット保険では、補償割合を選ぶことができます。

補償割合90%を選ぶ場合 「ペットほけんフィット」や「ペットほけんマックス」では、90%補償を選ぶことができます。自己負担を最小限に抑えたい場合におすすめです。

補償割合70%または50%を選ぶ場合 保険料を抑えたい場合は、70%または50%の補償割合を選ぶことができます。特に複数のペットを飼育している場合など、総保険料を抑えたい場合に検討する価値があるでしょう。

まとめ:FPCペット保険の利点と注意点

FPCのペット保険について、口コミや評判から真相を探ってきました。最後に、FPCペット保険の利点と注意点をまとめておきましょう。

FPCペット保険の主な利点

  1. 保険料の手頃さとシンプルな料金設計:多くの口コミで保険料の手頃さが評価されています。特に高齢期の保険料上昇が緩やかである点は大きなメリットです。
  2. 免責金額がない点:少額の診療費でも保険金が支払われるため、気兼ねなく動物病院に通うことができます。
  3. 請求手続きの簡便さ:アプリでの請求が可能であることや、領収書の送付だけで簡単に請求できる点も評価されています。
  4. 充実した補償内容:特に新商品の「ペットほけんフィット」と「ペットほけんマックス」では、年間補償限度額の範囲内であれば日数や回数の制限なく補償される点が魅力です。

FPCペット保険の注意点

  1. 更新時の条件変更の可能性:継続治療中の疾病について、更新時に「特定傷病等不担保特約条項」が適用され、補償が打ち切られる可能性があります。これはFPC特有の問題ではなく、ペット保険全般に共通する特性である可能性が高いですが、事前に理解しておくことが重要です。
  2. 疾病の解釈と分類に関する明確性:同じ部位や系統に関連する疾患については、新たな病気であっても関連性があると判断される場合があります。この点についての理解が必要です。
  3. カスタマーサポートの対応速度:一部の口コミでは、カスタマーサポートの対応の遅さや営業時間の短さが指摘されています。

以上の点を考慮すると、FPCのペット保険は決して「最悪」というわけではなく、保険料の手頃さや充実した補償内容など、多くのおすすめポイントがあることがわかります。一方で、ペット保険の基本的な仕組みや契約内容を十分に理解し、適切に利用することが重要です。

愛ペットの健康を守るためには、保険だけでなく、定期的な健康診断や適切な食事、十分な運動など、日頃のケアも欠かせません。FPCのペット保険を含め、様々な選択肢を検討し、自分のペットや状況に最適な保険を選ぶことをおすすめします。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としており、グローバルマクロの視点から幅広いアセットクラスをカバーしているが、特に日本株投資に注力をしており、独自の切り口でレポートを行う。 趣味のグルメ旅行と情報収集を兼ねた企業訪問により全国を移動しながらグルメ情報にも精通している。
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