サクソバンク証券がTradingViewで先物取引ができるサービスを提供開始

サクソバンク証券がTradingViewで先物取引ができるサービスを提供開始
ライター:関野 良和

サクソバンク証券が国内初、TradingViewで先物取引を提供開始

投資ツールの進化で広がる取引の可能性

近年、投資家の間で注目を集めているトレーディングプラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」上で、先物取引が可能になりました。これを実現したのは、外資系ネット証券会社のサクソバンク証券株式会社。日本国内でTradingViewを通じて先物取引を提供するのは、同社が初となります。これにより、サクソバンク証券は日本で唯一、株式、FX、個別株CFD、そして先物を全てTradingView上で取引できる証券会社となりました。テクニカル分析に強いTradingViewと、グローバルな商品展開が特徴のサクソバンク証券の連携は、個人投資家の取引環境に新たな選択肢を提示しています。

TradingView上で先物取引が可能に

サクソバンク証券の取り扱う先物商品、すなわち「海外株価指数先物」や「海外商品先物」が、2025年4月1日からTradingViewを通じて取引できるようになりました。現在、国内株式指数先物についても対応が予定されており、さらなる拡充が期待されます。

これまで、TradingViewを利用してチャート分析を行い、実際の取引は別のプラットフォームで行う必要がありましたが、今回の対応により「分析から取引まで」を一貫して行えるようになります。しかも、既にサクソバンク証券の口座を保有していれば、追加費用なしでこの機能を利用することができます。

取引条件は、サクソバンク証券の独自ツールでの取引と同様であり、手数料や約定スピードにも差はありません。そのため、既存ユーザーにとっては、好みのインターフェースで取引する自由度が広がったと言えるでしょう。

サクソバンク証券の強みと狙い

サクソバンク証券は、デンマークを本拠とするグローバル金融企業Saxo Bank A/Sの日本法人で、特に海外の株式や先物、通貨などの取扱いに強みを持っています。低スプレッド、充実したマーケット情報、そしてプロ向け水準のツール提供に定評があり、個人投資家だけでなくプロトレーダーからも支持を集めています。

今回の連携により、同社は日本国内の投資家に対して、より多様で戦略的な取引手段を提供することが可能になります。とりわけ、テクニカル分析に重きを置くトレーダー層にとっては、TradingView上での先物取引は大きな魅力となるでしょう。

TradingViewとは何か? なぜ人気なのか?

TradingViewは、現在世界で1億人以上、日本でも110万人超のユーザーを抱える人気のトレーディングツールです。チャート描画ツールの多様さや、400種類以上の内蔵インジケーターによる分析機能に加え、ユーザー同士でアイデアを共有できるSNS的要素も備えています。

また、スマートフォンやタブレット、PCなど複数のデバイスで同期が可能で、柔軟に投資活動を行える点も評価されています。プロフェッショナル向けの仕様でありながら、初心者でも扱いやすいインターフェースが魅力です。

今回、サクソバンク証券が提供するリアルタイムかつ高精度なチャートデータが、TradingView上でも使用可能になることで、ユーザーの分析・判断の精度は一層高まることが予想されます。

投資スタイルに合わせた柔軟な環境提供

投資スタイルは千差万別。スイングトレードを行う人もいれば、デイトレーダー、長期投資家もいます。そうした多様なニーズに対し、サクソバンク証券とTradingViewの連携は、それぞれのスタイルに最適化された環境を提供することができます。

また、TradingView上では、他のユーザーが作成した戦略やインジケーターを参考にしたり、自身の戦略を公開することも可能で、コミュニティを通じて知見を広げていくことができます。投資が孤独な作業でなくなるという点でも、新たな価値を提供しています。

今後の展開に注目

サクソバンク証券は、今後もTradingViewとの連携を強化し、さらなる商品追加や機能改善を予定しています。国内株式指数先物の対応開始も控えており、日本の投資家にとって利用価値の高いプラットフォームへと進化し続けるでしょう。

今回の取り組みは、単なるツール連携にとどまらず、「投資をもっと身近に、もっと合理的に」という流れを象徴するものです。デジタル時代における証券取引のあり方を示す先進的な一歩として、多くの投資家からの注目を集めることになりそうです。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としており、グローバルマクロの視点から幅広いアセットクラスをカバーしているが、特に日本株投資に注力をしており、独自の切り口でレポートを行う。 趣味のグルメ旅行と情報収集を兼ねた企業訪問により全国を移動しながらグルメ情報にも精通している。
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