SBI証券を使ったビットコインの買い方についてわかりやすく解説

SBI証券を使ったビットコインの買い方についてわかりやすく解説
ライター:関野 良和

SBI証券でビットコインを購入する方法は「SBI VCトレード」を利用する

暗号資産市場が急速に成長し、ビットコインの価格が史上最高値を更新する中、多くの投資家がこの新しい資産クラスに注目しています。SBI証券は日本の大手オンライン証券会社として知られていますが、ビットコインの直接取引は提供していません。しかし、SBIグループ内の専門企業であるSBI VCトレードを通じて、安全かつ効率的にビットコインを購入することができます。

この記事では、SBI証券の顧客がどのようにしてビットコインを購入できるか、そのプロセスと注意点を詳しく解説します。初心者の方でも理解しやすいよう、段階的に説明していきますので、暗号資産投資に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること

  • SBI証券とSBI VCトレードの関係性
  • ビットコイン購入の具体的な手順
  • 暗号資産投資におけるリスクと注意点
  • SBI VCトレードの特徴と他の取引所との比較

SBI証券を使ったビットコインの買い方についてわかりやすく解説

SBI証券でのビットコイン取引:基本情報

SBI証券自体ではビットコインの直接取引は行っていませんが、同じSBIグループに属するSBI VCトレードを通じてビットコインを購入することができます。SBI VCトレードは、金融庁に登録された暗号資産交換業者であり、安全性と信頼性が高い取引プラットフォームとして知られています。

SBI証券の口座を持っている方は、SBI VCトレードでの口座開設がスムーズに行えるため、ビットコイン投資を始めるのに適しています。また、SBIグループ内での連携により、資金移動や取引がスムーズに行えるのも大きなメリットです。

<用語解説>
暗号資産交換業者:暗号資産(仮想通貨)の売買や交換、これらの行為の媒介等を行う事業者のこと。日本では金融庁への登録が義務付けられており、一定の基準を満たした業者のみが営業を許可されています。

SBI VCトレードでの口座開設手順

  1. SBI VCトレードの公式ウェブサイトにアクセス
  2. 「口座開設」ボタンをクリック
  3. 必要事項を入力(氏名、住所、生年月日など)
  4. 本人確認書類をアップロード(運転免許証やパスポートなど)
  5. 審査完了を待つ(最短で当日中に完了)

SBI証券の口座を持っている方は、SBI VCトレードの口座開設時に「SBI証券のID連携」を選択することで、手続きが簡略化されます。これにより、必要事項の入力や本人確認書類の提出が省略できる場合があります。

<用語解説>
本人確認書類:金融機関での口座開設時に必要となる、本人確認を行うための公的書類。マネーロンダリング防止法に基づき、顧客の身元確認が義務付けられています。一般的に運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどが使用されます。

ビットコイン購入の具体的な手順

SBI VCトレードでビットコインを購入する手順は以下の通りです。

  1. SBI VCトレードにログイン
  2. 日本円を入金(銀行振込やクイック入金)
  3. 「買う」タブを選択
  4. ビットコイン(BTC)を選択
  5. 購入数量または金額を入力
  6. 注文内容を確認し、「注文する」をクリック

SBI VCトレードでは、「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3つの注文方法が提供されています。初心者の方は、現在の市場価格ですぐに取引できる「成行注文」から始めるのがおすすめです。

<用語解説>
成行注文:現在の市場価格で即時に取引を行う注文方法。
指値注文:指定した価格以下で買う、または指定した価格以上で売る注文方法。
逆指値注文:指定した価格に達した時点で成行注文を出す注文方法。

SBI VCトレードの特徴と他の取引所との比較

SBI VCトレードは、以下のような特徴を持っています。

  1. SBIグループの信頼性 SBIホールディングス株式会社の100%子会社であり、金融庁に登録された正規の暗号資産交換業者です。これにより、高いセキュリティと信頼性が確保されています。
  2. 豊富な取扱通貨 ビットコイン以外にも、イーサリアム、XRP、ライトコインなど、多様な暗号資産を取り扱っています。
  3. 低手数料 取引手数料が無料であり、スプレッド(売値と買値の差)も比較的狭いため、コスト面で有利です。
  4. 使いやすいインターフェース 初心者でも直感的に操作できるよう設計されており、スマートフォンアプリも提供されています。
  5. 充実したサポート 日本語での顧客サポートが充実しており、初心者でも安心して利用できます。

他の主要な暗号資産取引所と比較すると、SBI VCトレードは以下のような位置づけにあります。

取引所 取扱通貨数 セキュリティ 手数料 使いやすさ
SBI VCトレード
bitFlyer
Coincheck
GMOコイン

暗号資産投資におけるリスクと注意点

ビットコインを含む暗号資産投資には、以下のようなリスクがあります。

  1. 価格変動リスク 暗号資産の価格は非常に変動が激しく、短期間で大幅な値上がりや値下がりが起こる可能性があります。
  2. 規制リスク 各国の法規制の変更により、暗号資産の取引や保有が制限される可能性があります。
  3. セキュリティリスク ハッキングや不正アクセスにより、資産が盗まれるリスクがあります。
  4. 流動性リスク 市場の状況によっては、希望する価格や数量で取引できない可能性があります。

これらのリスクを踏まえ、以下の点に注意して投資を行うことが重要です。

  • 投資は自己責任で行い、損失を許容できる範囲内で行う
  • 分散投資を心がけ、暗号資産に偏重しない
  • 長期的な視点を持ち、短期的な価格変動に一喜一憂しない
  • 取引所のセキュリティ対策を確認し、自身でも適切な管理を行う
  • 最新の規制動向や市場情報を常にチェックする

まとめ:SBI証券を通じたビットコイン投資の展望

SBI証券の顧客は、SBI VCトレードを利用することで、安全かつ効率的にビットコイン投資を始めることができます。SBIグループの信頼性と、使いやすいプラットフォームにより、初心者でも安心して暗号資産市場に参入できる環境が整っています。

ただし、暗号資産投資には様々なリスクが伴うことを忘れてはいけません。十分な知識を身につけ、自己責任の原則のもと、慎重に投資を行うことが重要です。

今後、ビットコインETFの日本上陸など、暗号資産市場はさらなる発展が期待されています。SBI証券やSBI VCトレードを通じて、この新しい資産クラスへの投資機会を探ることは、ポートフォリオの多様化や新たな投資戦略の構築につながるかもしれません。

暗号資産市場は日々進化しています。常に最新の情報を収集し、自身の投資目標に合わせて慎重に判断を下すことが、成功への鍵となるでしょう。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としている。 港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。
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