「ピックゴーの貨物保険」の加入者数が1,000名を突破

「ピックゴーの貨物保険」の加入者数が1,000名を突破
ライター:関野 良和

CBcloud株式会社の貨物保険「ピックゴーの貨物保険」の利用者が1,000名突破を達成

CBcloud株式会社は、損害保険ジャパン株式会社との協業により提供している「ピックゴーの貨物保険」の加入者数が1,000名を突破したことを発表しました。この保険は、軽貨物ドライバー向けに設計されており、2023年10月から開始されました。一般的な貨物保険契約の高額な保険料が原因で、多くのドライバーが保険に加入していないという問題に対応するため、ピックゴーのスケールメリットを活かした低価格な保険料設定が特徴です。また、貨物保険の重要性を啓発する取り組みや、荷主企業に安心を提供するための「貨物保険バッジ制度」も導入されています。これらの取り組みにより、ドライバーの安心と物流業界全体の品質向上に貢献しています。

「ピックゴーの貨物保険」の加入者数が1,000名を突破

このニュースの重要ポイント

  • CBcloudの貨物保険利用者が1,000名を突破
  • 保険料は年間20,900円で、ドライバーの負担を軽減
  • 貨物保険バッジ制度を導入し、荷主企業の安心感を向上
  • ドライバーの保険加入率向上と意識改革を目指す

貨物保険加入者増加の背景

物流業界において、貨物保険は不可欠な要素ですが、特に個人事業主の軽貨物ドライバーにとっては高額な保険料が加入の障壁となっています。CBcloudは、この問題に対応するため、損害保険ジャパンとの協業で、ピックゴーに登録しているドライバー向けに手頃な価格で包括的な補償を提供する保険制度を開発しました。ドライバーの約6割が保険未加入である現状を踏まえ、保険の必要性を啓発する活動も強化されています。

ピックゴーの貨物保険とは

「ピックゴーの貨物保険」は、ピックゴーのプラットフォームを利用する軽貨物ドライバー向けに設計された保険制度です。年間20,900円の掛金で、国内のみで適用される賠償限度額1,000万円、自己負担額5,000円という条件で補償を提供します。この保険制度は、特定の台数や事業収入に関わらず一律の保険料が設定されており、ドライバーの経済的負担を軽減します。

ピックゴーの貨物保険のメリットとデメリット

ピックゴーの貨物保険のメリットとデメリット

ピックゴーの貨物保険のメリット

  1. 経済的負担の軽減: 一律の保険料設定により、ドライバーの負担が軽減されます。
  2. 補償内容の充実: 高額な損害にも対応できる補償内容が提供され、ドライバーの安心感が向上します。
  3. 業界全体の品質向上: 貨物保険バッジ制度により、荷主企業は安心して荷物を任せることができ、物流業界全体の品質が向上します。

ピックゴーの貨物保険のデメリット

  1. 掛金の負担: 年間20,900円の保険料は、個人事業主にとってはまだ高額に感じるかもしれません。
  2. 保険必要性の認識不足: 一部のドライバーは依然として保険の重要性を認識していない可能性があります。
  3. 補償範囲の制限: 補償範囲が国内のみであるため、国際配送を行うドライバーには適していない点があります。

ケールメリットを活かした保険料を設定

CBcloudの取り組みは、個人事業主の軽貨物ドライバーが直面する課題に対する重要な解決策を提供しています。特に、ピックゴーを活用したスケールメリットを活かした保険料の設定は、ドライバーにとって大きなメリットとなるでしょう。しかし、掛金が依然として負担と感じるドライバーもいるため、さらなる啓発やサポートが必要です。また、補償範囲が国内に限定されているため、国際的な物流に対応するには別途の対策が求められるでしょう。

私自身も貨物保険の重要性を実感しています。高額な損害が発生した際に、保険に加入していたことで経済的な負担を軽減できますが、保険料の高さがネックとなり加入をためらうドライバーが多いのも事実です。CBcloudの取り組みは、その問題に対処するものであり、今後さらなるドライバーの安心を実現するための一歩だと感じます。

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執筆者のプロフィール
関野 良和
大手国内生命保険会社や保険マーケティングに精通し、保険専門のライターとして多メディアで掲載実績がある。監修業務にも携わっており、独立後101LIFEのメディア運営者として抜擢された。 金融系コンテンツの執筆も得意としている。 港区を中心にグルメ情報にも精通しており、独自の切り口でレポートを行う。
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